K0410800

都市デザイン論

Urban Design

開講部

工学部

開講学科

建築工学科

開講学年

3年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

選択必修

系列区分

専門

講義区分

講義
教授赤堀忍この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

都市はどうあるべきなのか、建築が都市とどう関わっていくべきなのか。
建築は都市を構成する要素であって、都市と建築は決して切り離して考えるべきではない。
この講義では都市を理解するにあたって、歴史的な観点から西欧の都市の形成過程や、フランスを中心としたヨーロッパにおける都市の現状を事例を通して検証していく。

達成目標

1.都市に対する理解を深め、コンテクストを読み取る力をつける。
2.都市分析をまとめ、プレゼンテーションをする力をつける。

授業計画

1.アーバン・デザインとは何か、都市と建築との関係
  ・アーバン・デザインの位置付けと概要の説明
2.人間の環境と都市の起源、古代都市
3.ヨーロッパの中世都市
  ・シエナ、パリ、ヴェネッチア、フィレンツエ等
4.ルネッサンス、バロック時代、植民地都市
5.産業革命、革命以後
6.理想都市
7.近代都市
8.パリの都市計画
9.ヨーロッパの社会的集合住宅と都市デザイン
  ・パリを中心とした社会的集合住宅を通して都市デザインを見る
10.ヨーロッパの今日の都市デザイン
  ・パリ、バルセロナの公園計画
  ・今日のフランスの都市計画(ZAC等)
11.Monte-Carassoの計画
  ・L. SNOZZIによるティッチーノ地方の小さな村の計画について
12.EURALILLE 計画
  ・全体計画を担当したRem Koolhaasのプロジェクトの誕生から実現まで
13.東京の都市像について
14.都市構成の空間分析に関するレポートの発表
15.まとめ
  ・これからの都市デザインの方向性

評価方法と基準

提出課題(都市の分析とレポート)70%、プレゼンテーション30% 合計で100点とし、60点以上を合格とする。

教科書・参考書

「文化資源とガバナンス」 三宅理一+アンドレ・シガノス+澤井安勇編 鹿島出版会
「近代建築遺産の継承」 三宅理一+アンドレ・シガノス+澤井安勇編 鹿島出版会
「都市の歴史」レオナルド・ベネーヴォロ/佐野敬彦・林寛治訳 相模書房
「広場の造形」C.ジッテ/大石敏雄訳 鹿島出版会
「都市史図集」 都市史図集編集委員会編 彰国社他

履修前の準備

西洋建築史

オフィスアワー

火曜日 17:00-18:00

環境との関連

環境関連科目 (環境教育割合20%)

最終更新 : Thu Sep 20 07:48:08 JST 2012