K0590700

環境エネルギー計画

Environment and Energy Systems Planning

開講部

工学部

開講学科

建築工学科

開講学年

3年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

選択必修

系列区分

専門

講義区分

講義
教授村上公哉この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

建築の役割の一つは,建物利用者にとって室内環境の質を向上させることであるが,それにはエネルギー消費や汚染物質の排出などの環境負荷を伴う。本授業では,環境効率を高めるために必要なエ環境ネルギーに関する技術・システム計画などの基礎事項について学ぶ。

達成目標

1.住宅・ビルの省エネ・省CO2に係わる技術・システム計画を学習する。
2.建築システムのエネルギー利用の効率を学習する。
3.街レベルのエネルギーシステムについて学習する。

授業計画

1.ガイダンス
  ・低炭素社会/省エネ・省CO2
  ・省エネルギーの原理/省エネルギー率
2.住宅・ビルのエネルギー消費量の把握方法
  ・熱量換算/原単位
  ・エネルギー消費構造
3.住宅・ビルのエネルギー消費特性
  ・部分負荷/累積負荷曲線
  ・全負荷運転相当時間
4.熱機関とヒートポンプの効率
  ・熱機関と熱効率
  ・ヒートポンプ機関と成績係数
5.電気利用における一次エネルギーと二次エネルギー
  ・発電所の発電効率
  ・一次エネルギーと二次エネルギー
6.コージェネレーションシステムの効率
  ・熱のカスケード利用
  ・総合熱効率/発電効率/排熱回収効率
7.燃料電池の効率
8.中間試験
9.街のエネルギーシステム
  ・地域冷暖房/エネルギー面的利用
  ・負荷平準化
10.未利用エネルギーNo.1(都市のエネルギー循環)
  ・都市排熱
  ・温度差エネルギー/再生水
11.未利用エネルギーNo.2(都市のエネルギー循環)
  ・リサイクルエネルギー
  ・ごみ焼却排熱
12.再生可能エネルギーNo.1
  ・新エネルギー
13.再生可能エネルギーNo.2
  ・太陽電池
14.エネルギー利用と熱汚染
  ・ヒートアイランド現象/気温感応度
  ・地表面熱収支/人工排熱
15.学期末試験

評価方法と基準

成績評価は授業中の中間試験.0%、学期末試験70%の比率とし、60点以上を合格とする。なお、評価を受けるためには授業日数の2/3異常の出席が必要である。

教科書・参考書

基本は授業で配布するレジメ
参考書:田中俊六著「省エネルギーシステム概論」オーム社
参考書:尾島俊雄・村上公哉著「環境に配慮したまちづくり」早稲田大学出版
参考書:都市環境学教材編集委員会編「都市環境学」森北出版

履修前の準備

授業の前に前回の授業の確認をするので、復習をして臨むこと。

オフィスアワー

原則水曜日午後ですが、事前に連絡を頂ければいつでも大丈夫です

環境との関連

環境教育科目 (環境教育割合50%)

最終更新 : Thu Sep 20 07:48:09 JST 2012