K0755600

国土政策論

National Land Policy

開講部

工学部

開講学科

建築工学科

開講学年

3年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択必修

系列区分

専門

講義区分

講義
教授大内浩この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

日本の国土そして都市が、どのような歴史的背景のなかで形成されてきたのか。明治から100年の国土政策の歩みを検証するとともに、現代の日本がかかえる政策課題について考察する。また、米欧やアジアの国土政策についても言及する。
社会資本や住宅などの整備が、どのような政策意図や政策手法によって推進されているか、その過去から未来にいたるまで、現実のデータ資料をもとに解説する。
将来、公務員や不動産業など都市や農村の開発を担当する意思のある学生に対して、政策決定の実際をシュミレーションできるように指導する。

達成目標

1.国土政策や地域政策に関する最新情報へのアクセス方法を知るとともに、政策がさまざまの考えかたによって形成されていることを理解する。

授業計画

1.国土政策とはなにか
2.人口の長期変動
3.人口減少社会の到来
4.戦前の国土政策
5.戦後復興と拠点開発(第一次、第二次全総計画)
6.多極分散型開発構想(第三次、第四次全総計画)
7.国土政策の現状と今後
8.公共投資をどのように評価するか
9.地方分権政策の意義と現実
10.「都市再生計画」とその背景
11.都市再生への政策プログラム
12.米国における都市再生政策
13.中国の開発計画
14.「首都機能移転計画」とその背景
15.防災と国政の改革をめざす首都機能移転

評価方法と基準

現行の政策に関する調査を課題にしたレポートにより評価

教科書・参考書

下河辺 淳「戦後国土計画への証言」日本経済評論社ほか

履修前の準備

国土政策に関して多くの情報がウェブサイトから検索できるので、そうした情報利用に慣れてほしい。

オフィスアワー

火曜日午後

環境との関連

環境関連科目 (環境教育割合10%)

最終更新 : Thu Mar 28 07:49:30 JST 2013