K0475100

CAD演習

Practice in Computer Aided Design

開講部

工学部

開講学科

建築工学科

開講学年

2年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

演習
教授伊藤洋子この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

今日の設計製図にとってCAD操作は必要不可欠である。本授業では世界的なシェアが高く、アドインソフトも数多く開発されているAUTOCADをその対象に選び、2次元基本操作から3次元モデリング及びレンダリング、シーンの作成に至る一連の操作を習得する。各段階ごとに毎回、作図を行う。
特にこの授業において扱う建築は鉄筋コンクリート建築(ラーメン構造)であり、2次元平面図に関しては柱芯と壁芯の扱い方、3次元モデリングに関しては大梁、小梁と壁の納まり、建具の納まりに留意しつつ、授業を進める。
CAD操作のみならず、RC建築の基本構成を学習しながら把握し、最終的には各自の建築設計作品を対象として、パースや表などを含むCG表現の図面をDTP作業によって完成させる。

達成目標

1.CADソフトの2次元における基本操作を習得し、マニュアル等を見ずに、建築の2次元図面が描けること。
2.描いた2次元図面を、正確にプロットアウトしたり、DTPソフトなどに応用したりする能力を身につけること。
3.CADソフトの3次元における基本操作を経験し、マニュアル等を参考にしながら、3次元CGを作成できる能力を身につけること。
4.以上を総合し、自分の建築作品をDTPによって完成させる技術を身につけること。

授業計画

1.2次元CAD基本操作
  ・Windowsの基本操作
  ・2次元のCAD基本操作
2.2次元CAD初級操作
  ・線と図形の基本的な作成方法
3.2次元CAD中級操作
  ・レイヤの概念と図面の設定
  ・オブジェクト管理
4.作図練習I 平面図
5.2次元CAD上級操作
  ・ビューポートのトレーニング
  ・ラスターファイルによる写真の読み込み
6.作図練習II 平面図・矩計図・表計算データ・パースの総合図面
  ・DTPによる総合図面の作成練習
7.<2次元図面の講評>
8.3次元CAD操作I
  ・3次元モデリング基本操作
9.3次元CAD操作II
  ・レンダリング
  ・光源と陰影の設定
10.作図練習III−1 3次元パース‥3次元モデリング
11.作図練習III−2 3次元パース‥レンタリングと陰影
12.<3次元パースの講評>
13.自分の設計作品の2次元製図、3次元モデリング、レンダリングー1
14.自分の設計作品の2次元製図、3次元モデリング、レンダリングー2
15.自分の設計作品の2次元製図、3次元モデリング、レンダリングー3
コンセプト、敷地写真、面積表、各図面・パースのDTP
<自己作品のCG表現図面完成>

評価方法と基準

基本的に課題製図・作品により評価する。2次元図面では、記号類作図1回、建築図面2回を提出し、後者を採点対象とする。3次元パース作品は自分の設計作品のCG表現図面まで含めて3回の提出とし、その内容はパース1回、2次元図面・写真・パースでつくるポスター1回、自己作品のCG表現図面1回である。建築図面各100点、パース、ポスター、各200点、自己作品のCG表現図面 400点、として採点を行う。その結果の合計1000点を100点満点に換算して、最終評価とする。

教科書・参考書

授業時にプリントを配布する。

履修前の準備

製図や設計授業において、CADで表現する自分の作品を決めておくこと。各構法における細部の納まりをよく習得しておくこと。

オフィスアワー

豊洲校舎では前期、火曜日午後、後期、水曜日午後、大宮校舎では授業日の昼休み

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Mar 28 07:49:32 JST 2013