K0290400

産業技術史

History of Industrial Development

開講部

工学部

開講学科

建築工学科

開講学年

2年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

講義
教授大内浩この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

世界史的な視野から産業と技術の発展について、技術と発展と産業や生活の変遷をたどる。また、明治の近代化から戦後の高度成長、そしてエレクトロニクス革命にいたる日本の足取りを概説する。その間の建築や土木に関する技術発展についても言及するほか、現代の先端産業の動向やアジアの発展についても解説する。毎回、映像媒体による具体的な事例を紹介する。
建築工学がいかに多くの産業技術を基盤にして成立しているかを理解すると同時に、技術革新によって建築のデザイン、素材、工法などが大きく変遷していることを実感することを目的とした授業である。

達成目標

1.19世紀末後半からの産業革命にもとづいた、産業技術の発展への基礎的な理解
2.20世紀の建築・土木の発展を支えた産業技術への理解
3.日本の建設産業が抱える課題とそれへの対応についての理解

授業計画

1.「史上最大の発明」とは:映像「100年前の未来予測」
2.万国博覧会にみる20世紀の幕開け:映像「100年前に見た夢」
3.洋館建築とお雇い外国人:映像「西洋館物語・その1」
4.日本人建築家の誕生:映像「西洋館物語・その2」
5.日用品にみる技術史:映像「バウハウス」
6.近代産業の発展と戦争:映像「戦争と技術」
7.日米による技術の大衆化:映像「トウーゲントハット邸」
8.近代産業の遺産と再生計画:映像「産業遺産」
9.日本の産業構造と国際競争力:映像「トヨタ自動車」
10.戦後建設業の歩み:映像「黒四ダム」
11.日本の建設業が抱える課題:映像「霞ヶ関ビル」
12.情報産業革命:映像「東京ドーム」
13.アジアの発展:映像「上海浦東開発」
14.アジアの発展と日本:映像「デジタル地球ネットワーク」
15.21世紀の研究開発競争:映像「ジャパン・インパクト」

評価方法と基準

2回のレポートにより評価:第1回は近代建築に関する調査レポート
             第2回は建設業のかかえる課題に関するレポートを予定

教科書・参考書

藤森照信著「日本の近代建築」岩波新書
金本良嗣編「日本の建設産業」日本経済新聞社 ほか

履修前の準備

東京周辺には、多くの近代建築や産業遺産が保存・再生されているので、できるだけそれらの多くを訪ねたほしい。授業の中でも、たくさん紹介する。

オフィスアワー

水曜日2限

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Mar 28 07:49:33 JST 2013