K0890100

海外建築研修

Traveling Seminar in Overseas

開講部

工学部

開講学科

建築工学科

開講学年

2年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

実習
教授椛山健二

授業の概要

 建築工学とは人間と建築の望ましい関係を追求することを目指した学問である。現実の建築に対するイメージをより具体的なものとするためには,教室の外に出て,人々が実際に使用している建物に視線を向けてみることが重要である。特に,海外の著名な建築を訪れ,日本と異なる文化に触れながら,国際的な視点から建築を捉えることは,将来の空間形成を行う上で大いに役立つ。
 2008年度の訪問地は,スペインのバルセロナを起点として,フランスの南部に入り,プロヴァンス地方のニームやマルセイユ,中部のリヨンやアルザス地方のストラスブールを経て,最後にパリを訪れるコースを予定している。バルセロナでは,サグラダ・ファミリアやカサ・ミラ等のアントニオ・ガウディによる建築群を中心に,フランスでは,ル・コルビジェの作品であるサヴォワ邸,ロンシャンの教会,ラ・トゥーレット修道院等をはじめとして多数の著名建築を訪れる。加えて,建築的興味を大いに刺激する貴重な歴史遺産や先端技術を駆使した現代的構造物,現在進行中の都市再開発の現場などを見学・調査の対象とする。

達成目標

1.見学した異文化の建築や都市を自らの感性で表現しまとめること。

授業計画

9月上旬(予定)にスペインとフランスを対象とした研修旅行を行い,著名な建築や都市などの視察・調査を実施する。
研修の方法
1) 団体研修と自由研修
 限られた日程の中で効率良く研修を行うために,団体研修と自由研修を織り交ぜている。旅の知識を仲間と共有することで親交を深めるとともに,自らの認識を掘り下げ,感性を養うことを期待する。
2) レポート作成
 研修旅行の出発前にゼミを行い,視察対象となる都市や建築に関する情報収集を行い,資料を分担作成する。研修旅行後には,研修テーマに関するレポートおよび旅行の報告書のまとめ作業を行う。これらの研修旅行前後の作業への参加が単位取得のための必要条件となる。なお,研修旅行中には,レポートやスケッチなどの課題を数回課す。

評価方法と基準

研修旅行前後のゼミへの参加および作業状況,旅行中の研修状況および報告書内容による。

教科書・参考書

プリントを配布する。

履修前の準備

原則として,基底科目の全てが認定され,1年次の必修科目全ての単位を修得していること。
「西洋建築史」を履修していることが望ましい。
受講生の人数制限を行う場合がある。

オフィスアワー

海外研修前後ゼミの終了後,教室・講師室にて。電子メール活用を推奨する。

環境との関連

環境関連科目 (環境教育割合10%)

最終更新 : Thu Mar 28 07:49:38 JST 2013