K0680600

給排水システム計画

Planning of Plumbing System

開講部

工学部

開講学科

建築工学科

開講学年

3年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

講義
講師吉本健二この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

(授業の概要と目的)
本講義では,給排水システムを計画するにあたって,建築設備全体の中での給排水設備の取り扱う内容,水及び空気の流れに伴う諸問題,設計時における給排水システムの設計手順と合理的な計画法を学習する。
(到達目標)
システムの立案,装置容量の算定,配管径の算定などの計画及び設計が出来る実力を養成する。

達成目標

1.建築計画に即した合理的な給排水システムの立案が出来ること。
2.各システムの装置容量の算出と必要スペースの目安が出せること。
3.配管方式の理解及び配管径の算定が出来ること。

授業計画

1.給排水設備の概要
   給排水設備で扱う設備の種類,給排水設備の目的と構成
2.給排水設備の基本原則
   基本原則、関連法規、配管材料、用語の定義
3.給水設備(1)
   システム概要,設計基準,配管方式
4.給水設備(2)
   給水量の算出,装置容量の決定,配管径の決定
5.給湯設備(1)
   システム概要,設計手順,配管方式
6.給湯設備(2)
   給湯量の算出,給湯装置,太陽熱利用及びヒートポンプシステム
7.排水通気設備(1)
   排水方式,設計手順,阻集器の使い方
8.排水通気設備(2)
   配管方式,排水槽の設計方法
9.衛生器具設備
   衛生器具の特徴,器具の選定手順,節水器具,必要器具数
10.排水処理設備・排水再利用設備
   し尿浄化槽,厨房排水処理,排水再利用設備,雨水利用設備
11.消火設備
   防災設備としての初期消火,消火設備の概要,消火設備の種類
12.ガス設備
   ガスの基礎事項、供給方式、保安対策
13.給排水設備をとりまく環境
   給排水設備における省資源・省エネルギー,給排水設備のライフサイクルコスト
14.給排水設備に関する計画と課題
   計画及び設計上の課題、各種建物の給排水計画、スペース計画
15.期末試験

評価方法と基準

授業中演習提出20%、期末テスト80%の割合で評価を行なう

教科書・参考書

給排水衛生設備:計画・設計の実務の知識(空気調和・衛生工学会編)(オーム社)

履修前の準備

建築設備,建築設備計画法を履修していることが望ましい
流体力学の基礎を履修していることが望ましい

オフィスアワー

授業時間の前後1時間

環境との関連

環境教育科目 (環境教育割合45%)

最終更新 : Thu Sep 20 07:48:15 JST 2012