K0670700

空調システム計画

Planning for Air Conditioning System

開講部

工学部

開講学科

建築工学科

開講学年

3年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択必修

系列区分

専門

講義区分

講義
教授秋元孝之この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

本講義では、空調システムを計画・設計する上で基礎的事項である熱や流体の流れに伴う諸問題、空気や水の性質を理解させ、空調システムの合理的な計画・設計する方法を学修する。
熱負荷計算、機器容量算定、ダクト・配管など搬送系の設計ための技術を習得する。

達成目標

1.湿り空気線図を使いこなして、空調機における空気状態変化のプロセスを十分理解する。
2.室内熱負荷計算、熱源機器容量、空調装置容量の算定法を理解する。
3.空調システムの選択、熱搬送システムの計画法を理解する。

授業計画

1.緒論  空気調和の意義と目的、空気調和の種類、基本的システム構成
2.基礎的事項1  空気の性質、湿り空気線図の使い方、空気調和の基本的プロセス
3.基礎的事項2  流体の性質、流れの基礎,管内流れ、熱の基本法則、熱移動
4.空気調和負荷計算1  空気調和負荷計算の目的、負荷の形態、空調負荷の構成要素、室内外設計条件
5.空気調和負荷計算2  室内熱負荷計算法(冷房負荷)、室内負荷計算法(暖房負荷)
6.空調設備の計画  計画法の概要、各種空調システムの比較、空調システムの選定法
7.装置容量の計算  熱負荷と装置容量の関係、冷・暖房の基本プロセス(全空気方式による)
8.空気調和装置の容量算定  空気調和機の送風量・冷却容量・加熱コイル容量・加湿器容量
9.熱源システムの容量算定  熱源負荷の構成、冷凍機・ボイラー・冷凍機の補機等の容量算定
10.換気設備計画  換気方式、必要換気量、換気システムの計画
11.室内空気分布計画  吹出口の種類と特性、吹出気流の特性式、空気分布計画
12.搬送システムの設計1  流体搬送の基礎理論
13.搬送システムの設計2  配管・ダクト系の抵抗損失計算法、ファン・ポンプの選定法、ポンプ・ファンの比例法則
14.空調システムの性能評価  空調システムの性能評価要素、性能評価法
15.定期試験  定期試験及びその解説

評価方法と基準

レポート20%(いずれかの授業で指示)、テスト80%(学期末試験時)を100点とし、総合得点60点以上を合格とする。

教科書・参考書

「空気調和設備計画設計の実務の知識」空気調和・衛生工学会編/オーム社

履修前の準備

建築設備計画1、建築設備計画2を履修していることが望ましい。

オフィスアワー

芝浦校舎における授業時間、大宮校舎への出向日、会議等に出ている時間を除く時間。

環境との関連

環境教育科目 (環境教育割合75%)

最終更新 : Thu Mar 28 07:49:41 JST 2013