L0404900

プログラミング入門2

Introduction to Programming 2

開講部

工学部

開講学科

情報工学科

開講学年

1年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

必修

系列区分

専門

講義区分

演習
講師青木義満この授業の2005年度のアンケートを参照

授業の概要

情報科学・工学を学んでいく上で,プログラミング言語とアルゴリズムに関する知識は重要である。2年次以降,より専門的な科目や研究において目的にあった独自のプログラムを作成することは必須であり,プログラミングの基本的な文法,技法を1年次に習得しておくことが求められる。
本講義では、C言語の実践的スキルの習得のみならず、論理的思考力、プログラミングによる問題解決能力を高めることも目標としている。

達成目標

1.C言語を用いたプログラミング技法の習得
2.アルゴリズムを組立てる論理的思考を鍛える
3.自力で与えられた課題に対してC言語でアルゴリズムを組立て,プログラムで実装できるレベルへの到達

授業計画

1. 講義の形式は演習が中心となる。
 毎回の講義の前半では,学習内容の解説と例題の解説を行う。後半では,学習した内容に関する実習課題を2〜3題程度課す。履修者のレベルの多様性に対応するため,課題は難易度の異なるものを数種類用意する。
 講義資料はWeb上からダウンロードし,復習・予習に利用できるようにする。

C言語プログラムの実行機構と簡単なプログラム(1)
  ・ソースプログラム、コンパイラ、オブジェクトプログラム
2.簡単なプログラム(2)
  ・変数、式、代入文、入出力文、プログラムの形式と実行
3.数値と文字列の扱い
  ・変数、文字列、配列
4.演算子と分岐
  ・演算子、if文、switch文
5.繰り返し
  ・for文、while文、do while文
6.コンソール入出力
  ・1文字入出力、1行入出力、数値入出力
7.中間試験
 1〜6回まで,前半の講義内容の理解度を評価する試験を実施する。
8..関数1
  ・関数の基本形、プロトタイプ
9.関数2
  ・データ渡しの方法、標準ライブラリ関数,数学関数
10.ファイル入出力
  ・ファイルのオープン・クローズ、ファイル入出力関数
11.ポインタ1
  ・アドレスとポインタ
12.ポインタ2
  ・配列とポインタ,関数とポインタ
13.多次元配列と構造体
  ・多次元配列と文字配列、構造体
14.総合演習
  ・これまでの講義内容を総括する総合演習課題を講義内で行う。
15.期末試験
  ・講義全体の内容の理解度を試験により評価する。

評価方法と基準

授業内の演習課題(10%)
中間試験(40%)
期末試験(50%)
JABEEの基準に照らして、次のように厳しく評価する。
(1)「出席点」はつけない。
(2) 講義全体回数の70%以上出席していない者は自動的に不合格とする。

教科書・参考書

教科書:定本明解C言語入門編,柴田望洋著,ソフトバンク出版
特に講義後半,難易度の高いポインタについての理解を補助する教材として,以下の参考書を推薦する。
参考書:秘伝ポインタ問答 柴田望洋著,ソフトバンク出版
また,今後C言語を学習していくにあたり,様々な関数の役割・仕様について知る必要がある。その際の辞書的な役割を果たすものとして,以下の書籍を推薦する。
参考書:新ANSI C言語辞典,平林雅英 著,技術評論社

履修前の準備

前期のプログラミング入門1を履修していることが必要。

オフィスアワー

月曜日講義前後

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Mar 28 07:49:51 JST 2013