L0670500

論理回路

Logical Circuit

開講部

工学部

開講学科

情報工学科

開講学年

1年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

講義
教授杉本徹

授業の概要

情報工学の基礎である論理代数と、その電気回路的な実現である論理回路についての基礎理論を解説する。特に、2値変数を入出力とする論理関数の諸性質と、その組合せ回路による実現、および状態を持った回路である順序回路の解析と設計の技法などについて述べる。
論理代数という数学的な理論がどのようにして物理的に実現されるかを学ぶことによって、コンピュータシステムの基礎についてより深く理解できるようになる。

達成目標

1.論理関数と論理回路についての基礎理論の習得
2.論理回路の解析および設計が行える

授業計画

1.論理回路の概要: ディジタルとアナログ、2進数
2.論理代数(1): 論理演算、真理値表
3.論理代数(2): 論理演算の諸性質
4.論理関数: ドントケアな組み、積和標準形
5.論理関数の簡単化: カルノー図を使った簡単化
6.組合せ回路: 論理ゲート、組合せ回路の解析と設計
7.組合せ回路の具体例: 演算回路、エンコーダ、デコーダ
8.中間試験
9.順序回路: 順序回路の概要、状態遷移関数
10.状態遷移: 状態遷移図、状態数の最小化
11.フリップフロップ: 基本原理、様々なフリップフロップ
12.順序回路の解析と設計: 順序回路の解析法、順序回路の設計法
13.順序回路の設計の続き: 状態割当て、FF入力回路の設計
14.順序回路の具体例と応用: 自動販売機、カウンタ、レジスタ、メモリ
15.期末試験

評価方法と基準

小テストと中間試験、期末試験により評価を行う。

小テスト20%、中間試験40%、期末試験40%を100点とし、総合得点60点以上を合格とする。

教科書・参考書

教科書:「コンピュータサイエンスで学ぶ論理回路とその設計」柴山潔著 近代科学社

履修前の準備

特に必要としない。

オフィスアワー

月曜日の昼休み、教員控室にて

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Mar 28 07:49:57 JST 2013