L0450200

H.C.インタラクション2

Human-Computer Interaction 2

開講部

工学部

開講学科

情報工学科

開講学年

3年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

講義
教授德永幸生この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

 ヒューマン・コンピュータ・インタラクション(HCI)1では、人間の認知的側面から人間とコンピュータの関わりを学んだ。HCI2では、人間を中心とした「使いやすさ」を縦軸に、メディアとしてのコンピュータを横軸に取りHCIの概念を体系的に学ぶことを目的とする。具体的には、次の3つを柱に講義を進める。

 1.HCIの基本概念や基本知識を学ぶ
 2.”人間中心”の視点から、コンピュータを中心とする種々のシステムやメディアについて理解する
 3.上記1,2を通じて、HCIを構造的に捉え、その本質や周辺技術・システムとの関わりを理解する

 講義では、最新のトピックスを取り上げ、その背景や社会とのかかわりなどにも言及する。

[到達目標]
 人間を中心にした「使いやすさ」と、コンピュータをメディアとして捉える視点からコンピュータシステムの(初歩的な)評価・設計ができること。

達成目標

1.HCIの基本概念を「使いやすさ」と「メディア」の視点から、基本的な用語用いて説明できること。

授業計画

1.授業の進め方
1.HCIのとらえ方/HCIとは(1)
2.1.HCIのとらえ方/HCIとは(2)
  ・HCIに関わる基礎科学系の学問分野  
  ・人工物(システム)とインタラクション  
  ・人間工学/ヒューマンインタフェース/HCI
3.2.使いやすさとは何か(1)
4.2.使いやすさとは何か(2)
5.2.使いやすさとは何か(3)
6.2.使いやすさとは何か(4)
  ・「人」を対象としたモデル ・・・ 時間特性としての使いやすさ
  ・「人+人工物」を対象としたモデル ・・・ 言語翻訳としての使いやすさ
  ・「人+人工物+課題」を対象としたモデル ・・・ 道具としての使いやすさ
  ・状況を含めたモデル化 ・・・ 全体が一つの認知システム
  ・「使いやすさ」の総括
7.3.人間中心のデザイン(1)
8.3.人間中心のデザイン(2)
  ・人工物のデザインと現場の課題
  ・ヒューマンインタフェースの設計
9.4.インタラクションのモダリティ (1)
10.4.インタラクションのモダリティ (2)
11.4.インタラクションのモダリティ (3)
  ・インタラクションを構成するモダリティ
  ・言語メディア
  ・非言語メディア
  ・メディアとインタフェース
12.5.インタラクションの環境(1)
13.5.インタラクションの環境(2)
  ・人工環境のデザイン
  ・人間同士のインタラクション支援:CSCW
・スーパーコンピュータとは
14.6.コンピュータ(情報社会)の夢(とHCI)
  ・未来を決定する要因
  ・コンピュータの夢
  ・情報(コンピュータ)社会の未来
15.期末試験

評価方法と基準

毎時間に課するminutes paper(20%)、期末試験(80%)

教科書・参考書

適宜指示する

履修前の準備

コンピュータ科学序説、ヒューマンコンピュータインタラクション1

オフィスアワー

火曜日 15:00−17:00
水曜日 16:00−17:00
その他は事前にメール等で予約のこと

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Mar 28 07:50:07 JST 2013