L0291000

コンピュータ通信

Computer Communication

開講部

工学部

開講学科

情報工学科

開講学年

2年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

講義
教授平川豊この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

 コンピュータ通信は、インタネットや企業通信などにおいて実用されており、15年ほどの間に急速に進展した技術分野である。インタネットの電子メールサービスやホームページ閲覧サービスなど、コンピュータ通信サービスは個人の生活、企業の生産活動などに必須なものとなっている。
 本授業では、情報技術者に必須と考えられるコンピュータ通信の基本技術(TCP/IPの主要部分:通信の考え方や通信の約束)を学習する。
本授業は、3年次の授業科目「情報ネットワーク」の履修に必須な授業科目である。

達成目標

1.コンピュータ通信の概要、コンピュータ通信における通信1層、2層機能の概要を理解する(授業計画1ー5に対応)
2.コンピュータ通信における通信3層機能の概要を理解する(授業計画6ー10に対応)
3.コンピュータ通信における通信4層機能の概要を理解する(授業計画11ー14に対応)

授業計画

1.インタネットとコンピュータ通信(導入、概論)
2.通信1層(物理層)、通信媒体、ベースバンド伝送
3.通信2層(データリンク層)、MACフレーム
4.MACフレーム誤り検出、各種フレームとパケット通信
5.LANのCSMA/CD制御、ブリッジとハブ
6.通信3層(ネットワーク層)、IPパケット
7.IPアドレス、CIDR記法、ルーティングテーブル
8.IPヘッダの各種機能
9.MACアドレスの取得(ARP)、ICMP1
10.ICMP2、IP網のサブネットへの分割
11.通信4層(トランスポート層)、UDP通信、TCP通信の概要
12.TCP通信(通信路の確立、データ転送)
13.TCP通信(通信路の切断)、フロー制御、輻輳制御の概要
14.応用層(HTTP)、応用層から各層全体の動き
15.期末試験

自分のノート参照可

評価方法と基準

期末試験の得点を100点として、得点数60点以上を合格とする。毎回小テストを行う。小テストは学生自身が達成状況を把握するために実施し、評価には反映しない。

教科書・参考書

岩崎一彦著「ネットワークシステム構成論」コロナ社

履修前の準備

コンピュータアーキテクチャ1、データ構造とアルゴリズム1を履修しておいて下さい。

学習・教育目標との対応

情報工学科の基本知識

オフィスアワー

月曜日午前中

環境との関連

環境関連科目 (環境教育割合 5%)

最終更新 : Thu Mar 28 07:50:09 JST 2013