L0950100

オペレーティングシステム

Operating Systems

開講部

工学部

開講学科

情報工学科

開講学年

2年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択必修

系列区分

専門

講義区分

講義
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授業の概要

オペレーティングシステム(OS)は、コンピュータのハードウェアとアプリケーションプログラムの間にあって、ユーザおよびアプリケーションに使いやすい様々な機能を提供し、ハードウェア資源の効率的な利用を実現するソフトウェアである。
本講義ではユーザインタフェース、ファイルシステム、プロセス、仮想記憶等のOS機能とその実現に用いられる種々の技術を解説する。オペレーティングシステムの仕組みを理解することにより、コンピュータをカスタマイズし、また上手に管理し、利用できるようになる。

達成目標

1.OSの機能とその実現に用いられる種々の技術、理論の理解と習得
2.OSの理解を通して、ハード・ソフトを含めたコンピュータの基本原理を理解する

授業計画

1.OSの基本概念: OSの機能、仮想化
2.OSのインタフェース: シェルとコマンド、環境設定、GUI
3.プログラムの実行(1): CPU、記憶装置、プログラムの作成
4.プログラムの実行(2): プログラムの実行、プログラミング環境
5.OSの構成: カーネル、割込み
6.入出力の制御: 入出力装置の制御
7.ファイル(1): ファイルシステムの構造
8.ファイル(2): 使用領域の割り当て、ファイル操作
9.中間試験
10.プロセス(1): プロセスの切り替え、スケジューリング
11.プロセス(2): プロセス間の同期、プロセス間通信
12.記憶管理(1): 主記憶の管理、プログラムの再配置
13.記憶管理(2): 仮想記憶、ページング
14.セキュリティ: アクセス制御、ユーザ認証
15.期末試験

評価方法と基準

中間試験、期末試験で評価する。

中間試験50%、期末試験50%を100点とし、総合得点60点以上を合格とする。

教科書・参考書

教科書:「オペレーティングシステム」野口健一郎著 オーム社

履修前の準備

コンピュータアーキテクチャ、コンピュータに慣れていること

オフィスアワー

月曜日の昼休み、教員控室にて

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Mar 28 07:50:10 JST 2013