L0125000

生産システム

Production System

開講部

工学部

開講学科

情報工学科

開講学年

3年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

講義
教授安藤公一この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

 設計・製造・生産管理の自動化技術を題材に,生産システム構成技術について学ぶ。生産システム構成技術は,設計・製造過程の統合を基盤として,その上にシステム全体をマネージメントする技術から成り立っている。本講義では,CAD,CAM,計算機援用生産管理に関する個別技術についての解説し,それらの技術の統合を成し遂げる計算機援用工程設計システムの構成を中心に議論を進める。

達成目標

1.CAD/CAM技術を中核とした自動生産システムの設計原理が理解できる
2.「ものづくり」における情報工学の役割が理解できる

授業計画

1.生産システムの基礎概念
・製品生産の流れ、設計・製造・管理過程の統合、生産システムの構成
2.製造プロセス技術の高度化(1)
・製造自動化の歴史、APT技術、複合生式、 CIMへの発展
3.製造プロセス技術の高度化(2)
・複合生生産方式、CIMへの発展
4.図面による製造法の表現
・設計結果の伝達手段としての工業図面の役割、設計対象表現の完全性
5.CADシステム(1)
・幾何モデリング技術、製品モデル
6.CADシステム(2)
・CADシステムのソフトウエアおよびハードウエア構成
7.グループテクノロジーの利用
・GTの思想、部品コード体系
8.バリアント型工程設計システム(1)
・GT利用による工程設計自動化技術
9.バリアント型工程設計システム(2)
・バリアント型工程設計システムの開発手順、コンピュータによる工程設計の部分的自動化
10.創成型工程設計システム(1)
・デシジュンテーブルを用いた製造知識の表現、逆向き推論を用いた計画法、AI(プロダクションシステム、フレーム システム、述語論理)知識表現を用いた工程設計システムの開発
11.創成型工程設計システム(2)
・CAD直結型工程設計システム、製造フィーチャライブラリの構築、設計者の意図理解による設計製造統合化
12.経済性分析
・経済性比較の原則,固定費と変動費の関係,手余り状態と手不足状態
13.循環型生産システム  
・インバース・マニュファクチュアリング
14.CAD/CAM統合生産システム
・設計者の意図理解に基づく統合化原理、CAD/CAM統合への展望
15.期末試験

評価方法と基準

小テストおよび期末試験で評価する

教科書・参考書

配布資料による

履修前の準備

インダストリアルエンジニアリングおよび高度情報演習1Cを受講すること.

オフィスアワー

火曜日,水曜日および木曜日の授業等終了後

環境との関連

環境教育科目 (環境教育割合30%)

最終更新 : Thu Mar 28 07:50:27 JST 2013