Z1041800

教職論

Introduction to Teaching Profession

開講部

工学部

開講学科

教職専門

開講学年

学年共通

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

自由

系列区分

教職

講義区分

講義
教授穂坂明徳この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

 本授業は、現代社会や学校教育における教職の意義や教員の果たす役割を多面的に考察しながら、学んでいく教職への入門授業である。授業では学校や教員の歴史や文化、学校組織や経営的な問題、また教員の職務の内容や関係法令をを正しく理解することにつとめる。教育職員免許状の取得を目指そうとする学生には、教員養成政策や教員採用試験制度などを正しく理解し、大学生活を通して教師に求められる資質、能力を身につけてもらう。高等学校までの教育課程では学ぶことがなかったこの「教職論」は、これまで一人一人が学校教育で体験してきた教育活動を、あらためて客観的に振り返り、教育学的にとらえ返すことにもなる。
 これから4年間に学んでいく様々な教職科目の基礎を与えるものである。

達成目標

1.学校や先生がおかれている現在的な問題を正しくつかみ、教育改革の課題を理解する
2.教師のあゆみや教職の成立過程を歴史的に考察し、批判的に理解する
3.学校組織や教員の職務内容を検討し、教師の社会的な使命や役割を考える

授業計画

1.イントロダクション
 授業の目的と概要説明
(1)教育とは—教育の本質と社会的機能
2.問われる学校と先生の現状
(2)学校と教師のあり方を考える
3.職業としての教師
4.学校の制度と歴史—教師の社会史
5.歴史の中の教師像と教育理念(1) 明治期
6.歴史の中の教師像と教育理念(2) 大正・昭和戦前期
7.歴史の中の教師像と教育理念(3)戦後期の新教育〜現代の教育改革の課題を考える
8.教師の仕事(1) 学習指導
9.教師の仕事(2) 生徒指導・教育相談・進路指導
10.組織としての学校(1) 集団組織論と学校の特質
11.組織としての学校(2) 内部組織と意思決定のメカニズム
12.教員の地位と身分—関係法令の研究と社会的評価
13.教員養成—教育政策と教員採用制度・教員研修
14.現代社会と教職の課題—実践力のある教師をめざして
15.筆記試験

評価方法と基準

・筆記試験
・平常点
・小レポート課題
 これらを総合的に評価する

教科書・参考書

◎参考書『学校と社会』岩内亮一・陣内靖彦編著、学文社発行、2005年
 
  その他、授業に関連した参考書や資料はその都度紹介する
 また、必要に応じプリントや資料は配付

履修前の準備

特にありません

オフィスアワー

授業の前後の時間
また、事前に連絡があれば時間を調整する

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Sep 20 07:48:45 JST 2012