Z1045900

特別活動の研究

Study of Extra-Curricular Activities

開講部

工学部

開講学科

教職専門

開講学年

学年共通

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

自由

系列区分

教職

講義区分

講義
教授穂坂明徳この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

 特別活動という言葉は、教科の活動に対比するとあまり注目されていない。しかし、学校の教育活動では、教科外活動として重要な位置にある。この授業では、特別活動の全体を見渡しながら、学級活動(ホームルーム活動)、学校行事、生徒会活動、部活動などに関して、学習指導要領に即したその意義と目的、および実践的な指導法や問題などについて学ぶ。
 現代の学校教育においては、知識優先に偏重した教科の学習活動だけでなく、教科外活動として特別活動の果たす役割の重要性が認識されてきた。特別活動の理論と実践について、歴史的かつ国際的な視野を広げて具体的に学習することは、教職課程を学ぶ上で重要である。これからの日本の学校教育を改善していく手がかりを検討していきたい。

達成目標

1.特別活動の意義や歴史、基礎理論、学習指導要領の内容などを把握できていること。
2.特別活動を構成するそれぞれの教育活動における運営指導上の問題点や課題等を検討し、諸活動の特質に応じた指導法を研究する。
3.特別活動の個別的な指導案を実際に作成し、プレゼンテーションを行いながらディスカッションや相互に批評を加えて、よりよい指導案づくりに生かす。

授業計画

1.イントロダクション 「特別活動」とは—意義と役割を考える
2.学習指導要領の研究(1) 「特別活動」の歴史
3.学習指導要領の研究(2) 「特別活動」の位置づけ
4.学級活動(1) 学級とは—その歴史的形成
5.学級活動(2) 学級集団と集団組織論
6.学級活動(3) 学級経営論—理論と計画・評価
7.学級指導計画の意義と計画書の作成
8.学校行事の意義と運営指導計画
9.学校行事の具体的実践の研究とプレゼンテーションの課題提示
10.生徒会の意義と課題
11.部活動の果たす役割と現状の問題点
12.特別活動と教育上の課題(1) 学校5日制と特別活動
13.特別活動と教育上の課題(2) 学校現場の現状と問題点
14.「課題」のプレゼンテーションと討議
15.特別活動の研究のまとめと今後の課題

評価方法と基準

・小レポート提出
・「指導計画案」の作成並びにプレゼンテーション
・最終レポート
・平常点
 などを総合して評価する。

教科書・参考書

特に定めない
必要に応じて、プリント資料を配布する。講義に関連した参考書は適宜紹介する。

履修前の準備

特になし

オフィスアワー

授業の前後の時間
 *事前に連絡があれば、曜日、時間は調整可

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Mar 28 07:50:33 JST 2013