Z1260400
教育課程論 |
Theory of School Curriculum |
開講部 | 工学部 |
開講学科 | 教職専門 |
開講学年 | 学年共通 |
開講時期 | 前期又は後期 |
単位数 | 2 |
単位区分 | 自由 |
系列区分 | 教職 |
講義区分 | 講義 |
授業の概要
本講義では、教育課程の編成に関する考え方と実際の取り組みについて解説する。先ず、教育課程の変遷を紹介しながら、社会の変化が教育課程編成に与える影響を見ていく。次に、今日の教育課程編成の2つの課題として、基礎学力の向上と応用的な学力の育成とを取り上げる。この点については、さらに、諸外国の教育課程改革を見ていくことで理解を深めていくこととする。最後にこれらの論点を、様々な教育活動との関連から解説することによって、教育課程編成の課題と内容を理解するための素養を身につけられるようにしたい。
基本的には講義形式ですすめていくが、学習内容の定着化をはかるために、作業なども取り入れながらすすめたいと考えている。
達成目標
1. | 社会の変化と、教育課程改革との結びつきを見出すことができる。 |
2. | 今日の教育課程の要点と、その改訂における変更点を説明することができる。 |
3. | 教育課程編成上の論点について自分の見解を組み立てることができる。 |
授業計画
1. | 講義の紹介 |
2. | 教育課程の変遷(1)?戦前の教育課程 |
3. | 教育課程の変遷(2)?戦後の教育課程 |
4. | 教育課程の変遷(3)?近年の教育課程改革 |
5. | 今日の教育課程編成上の課題(1)?学力の国際比較と教育課程 |
6. | 今日の教育課程編成上の課題(2)?基礎学力の充実 |
7. | 今日の教育課程編成上の課題(3)?総合的な学習の時間 |
8. | 諸外国の教育課程改革(1)?アメリカ |
9. | 諸外国の教育課程改革(2)?ドイツと韓国 |
10. | 諸外国の教育課程改革(3)?フィンランド |
11. | 教育課程と教育評価(1)?学習内容と試験方法 |
12. | 教育課程と教育評価(2)?観点別評価と学力観 |
13. | 教育課程における新しい試み(1)?教科外の取り組み |
14. | 教育課程における新しい試み(2)?新しい学習指導要領 |
15. | まとめ |
評価方法と基準
授業時に提出してもらう小レポート(30%)と学期末課題(70%)とをあわせて評価する。
教科書・参考書
教科書は特に指定しない。配布資料に基づいて説明する。
(参考書)田中耕治他『新しい時代の教育課程』有斐閣、2005年。
この他に参考とすべき資料については授業時に紹介する。
履修前の準備
文部科学省のホームページに掲載されている新しい学習指導要領に関する説明には目を通し、今日の教育課程編成の方向性について予備知識を持っておいてもらいたい。
学習・教育目標との対応
毎回の授業は、主に理論と実際、総論と各論の2本立てで進め、時によっては討論と小テストを行います。皆さんは、日々の新聞記事やテレビ・ラジオの報道ニュースをとおして、学校現場の具体的な教育事象及びそれにかかわる内容に関心を持ち、そこで得た知見を討論、小テストや小レポートに生かすよう努めてください。
オフィスアワー
環境との関連
最終更新 : Thu Sep 20 07:48:50 JST 2012