Z1087100

理科指導法3

the instructional method of general science 3

開講部

工学部

開講学科

教職専門

開講学年

学年共通

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

自由

系列区分

教職

講義区分

講義

関山好蔵

授業の概要

観察・実験を活かして科学する理科学習(特に物理・化学分野)の指導法を修得する。
 理科の教育は科学する面白さを味わわせる授業を積み重ねることが大切である。そのために、中学校学習指導要領(理科編)第1分野の目標と内容を理解し、学ぶ過程を考え、適切な観察・実験を工夫・準備して、生徒が学ぶ事象に親しみを持ち積極的に取り組む授業が行えるように学び演習する。また、観察実験上の安全の確保と、薬品や教材教具および実験室の適切な管理について学習する。

達成目標

1.中学校学習指導要領(理科編)第1分野の目標と内容を理解し、観察・実験を重視した指導計画が作成できる。観察・実験を活かした理科学習の重要性を認識して、観察・実験の方法や教材の工夫・開発に積極的に取り組む意欲、態度を得る。
2.学習者である生徒の活動を重視した学習指導案を作成し、教材を整えて、観察・実験のある模擬授業ができる。そして、学習指導案や模擬授業について、自己評価や相互評価ができる。その上で、教育実習に強い意欲を持つ。
3.安全・環境に配慮して、薬品等の管理や廃液等の処理を適正に行う能力を得る。そして、教科と安全・環境との深い関わりを認識し、安全と環境保全への高い意欲を持つ。

授業計画

1.ガイダンスと講義:
授業の概要、達成目標、授業計画、出欠の扱い、リポートと発表の評価
・中学校学習指導要領(理科編)の概要と第1分野の目標について
2.講義と演習:薬品管理簿の作成と薬品の管理について
3.講義と演習:「(1)身近な物理現象」の内容および指導計画の検討
4.講義と演習:ガラス細工の基礎と実験器具の製作
5.講義と演習:水素を扱う実験実習とその指導について(事故を起こさない対策)
6.講義と演習:「(2)身の回りの物質」の内容および指導計画の検討
7.講義と演習:「(3)電流とその利用」の内容および指導計画の提案と検討
8.講義と演習:「(4)化学変化と原子・分子」の内容および指導計画の提案と検討
9.講義と演習:「(5)運動の規則性」の内容と指導計画の内容および指導計画の提案と検討
10.講義と演習:「(6)物質と化学変化の利用」の内容および指導計画の提案と検討
11.講義と演習:指導案の作り方と模擬授業のための予備実験
12.演習:模擬授業のための指導案をつくる
13.講義と演習:「(7)科学技術と人間」の内容および指導計画の検討
14.演習:物理分野の観察・実験を取り入れた模擬授業の実施と反省・合評
15.演習:化学分野の観察・実験を取り入れた模擬授業の実施と反省・合評

評価方法と基準

 課題提出60%(毎授業時に指示)、プレゼンテーション30%、出席・学習状況10%

教科書・参考書

 文部省「中学校学習指導要領解説(理科編)」、「中学校理科の教科書」、資料「中学校学習指導要領(理科)の内容と授業の主要なテーマ」(1時限で配布)、

履修前の準備

 上記の参考書類を読んでおく、また単元については、指導計画を立案し、授業で発表する。

オフィスアワー

講義の1時間前には教室(実験室)に居ます。その間と授業後は質問や相談に対応します。

環境との関連

環境関連科目 (環境教育割合10%)

最終更新 : Wed Oct 19 07:01:03 JST 2011