Z1088900

理科指導法4

the instructional method of general science 4

開講部

工学部

開講学科

教職専門

開講学年

学年共通

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

自由

系列区分

教職

講義区分

講義

関山好蔵この授業の2007年度のアンケートを参照

授業の概要

 観察・実験を活かして科学する理科学習(特に生物・地学分野)の指導法を修得する。 理科の教育は科学する面白さを味わわせる授業を積み重ねることが大切である。そのために、中学校学習指導要領(理科編)第2分野の目標と内容を理解し、学ぶ過程を考え、観察・実験等を工夫・準備して、生徒が学ぶ事象に親しみを持ち積極的に取り組む授業が行えるように学び演習する。また、観察・実験上の安全の確保と、薬品や教材教具と実験室の適切な管理および、校庭等の学習環境の整備について学習する。

達成目標

1.中学校学習指導要領(理科編)第2分野の目標と内容を理解し、観察・実験等を重視した指導計画が作成できる。そして、観察・実験等を活かした理科学習の重要性を認識して、観察・実験等の方法や教材の工夫・開発に取り組む意欲と態度を得る。
2.「理科指導法3」での学習を発展させ、生徒の活動を重視した指導案を作成し、教材を整えるとともに、生徒のための学習シートを準備して模擬授業ができる。そして、指導案や模擬授業について、自己評価や相互評価ができる。その上で、教育実習に強い意欲を持つ。
3.安全・環境に配慮して、野外の活動、薬品等の管理、廃液等の処理を適正に行う能力を得るとともに、教科と安全・環境の関わりを認識し、学校の内外などの身近な学習環境の整備や環境保全に意欲を持つ。

授業計画

1.ガイダンスと講義:
授業の概要、達成目標、授業計画、出欠の扱い、リポートと発表の評価
・中学校学習指導要領(理科編)第2分野の目標、年間指導計画、事故防止について
2.野外演習:キャンパス内の植栽地図をつくる
3.講義と演習:「(1)植物の生活と種類」の内容と指導計画の提案と検討
4.講義と演習:「(3)動物の生活と種類」の内容と指導計画の提案と検討
5.講義と演習:「(5)生物の細胞と生殖」の内容と指導計画の提案と検討
6.講義と演習:「(7)自然と人間」の内容と指導計画の提案と検討
7.講義と演習:生物分野の顕微鏡観察演習とその指導について
8.講義と演習:生物分野の実験演習とその指導について
9.講義と演習:「(2)大地の変化」の内容と指導計画の提案と検討
10.講義と演習:「(4)天気とその変化」の内容と指導計画の提案と検討
11.講義と演習:「(6)地球と宇宙」の内容と指導計画の提案と検討
12.講義と演習:地学分野の演習とその指導について
13.演習:模擬授業のための指導案と学習シートの作成
14.演習:模擬授業のための予備実験とその検討
15.演習:第2分野の模擬授業の実施と反省・合評

評価方法と基準

 課題提出60%(毎授業時に指示)、プレゼンテーション30% 、出席・学習状況10% ,

教科書・参考書

 文部省「中学校学習指導要領解説(理科編)」、中学校理科の教科書、資料「中学校学習指導要領(理科第2分野)の内容と授業の主要なテーマ」(1時限で配布)

履修前の準備

 上記の参考書類を読んでおく、また、単元については指導計画を立案し、授業で発表する。

オフィスアワー

講義の1時間前には教室(実験室)に居ます。その間と授業の後は質問や相談に対応します。

環境との関連

環境関連科目 (環境教育割合10%)

最終更新 : Thu Mar 28 07:50:42 JST 2013