Z1182000

事前・事後指導

Preparation for Student Teaching

開講部

工学部

開講学科

教職専門

開講学年

学年共通

開講時期

不定

単位数

1

単位区分

自由

系列区分

教職

講義区分

講義
教授穂坂明徳この先生のアンケート一覧を参照
教授瀬尾祐貴
講師倉橋政道

授業の概要

 本授業を受講する資格として、3年次までに『学修の手引き』に記載されている教職に関する諸科目の単位を取得していなければならない。
 「教育実習事前事後指導」は、本学で開講している「教育実習」科目と結びついた1単位分である。学外実習は最終学年に限られるが、「事前指導」の授業は3年の後期に学内で履修する。「事前指導」の内容は学外実習に必要な諸知識に関する講義および教職の実務指導、教壇実習に関わる模擬授業、ビデオ学習などからなる。
 なお、「教育実習事前事後指導」は、「教育実習」の単位と切り離して、独立に単位としては認められない。 また「事後指導」は学外実習の反省や評価を中心に行う

達成目標

1.教師として必要な知識を事前に準備し、「実習」の意義を学校現場を想定して具体的に理解すること
2.生徒の発達段階や興味・関心を具体的につかみ、さまざまな指導・支援の機会に生かすことができる力量を高めること
3.模擬授業を通して教科・HR(道徳)の教壇実習での指導力を高めること

授業計画

1.教育実習をするにあたって
事前指導の意義 実習体験の必要性
「実習」の意味を具体化する
 学内実習と学外実習 教壇実習 学級運営実習 その他の実習 観察・参加(体験)・法的側面 職責(職務規定等)・実習事故 ・セクハラ、パワハラなど
2.教育実習の心得(1)
実習校の全体像を把握する 教育目標(校訓)、学級編成、校務分掌、カリキュラム、年間行事計画 時間割 
実習中の諸注意 
挨拶の要点と練習;校長 教頭 教務主任 教科主任 担当教諭 教職員を前にして
3.教育実習の心得(2)
教師の仕事:1日の生活時間 実習校での勤務の概要
授業外活動
挨拶の要点と練習(クラスの生徒に対して、教科の授業で)
4.教育実習の実務
観察と記録 観察の諸方法と観点 自己流「マイノート」の作成と大学指定「教育実習日誌」との関わり
5.教育実習で学ぶこと
生徒から学ぶことの大事さ
 課題1(「感想」用紙の作成)と発表(用紙は生徒向けで授業・HR・諸活動・行事 などに使用できること 用紙のもつ意味)
6.教科を「教えること」の意味を考える
 課題2「私が教師になったら」「私の教育論」
実習終了後のお礼状 書式及び手紙の文例研究
7.教科別事前指導 学習指導案の作り方
 単元 単元の目標 単元の指導計画 本時の位置 本時の指導過程(導入 展開 まとめ) 指導案作成上の留意点 文献 指導案作成しての考察の感想
8.(続き)教科別事前指導 模擬授業
 指導過程の分析 授業素材の吟味(生徒の興味・関心)評価 指導ステップの再案の作成
9.(続き)教科別事前指導 模擬授業
10.(続き)教科別事前指導 模擬授業
11.(続き)教科別事前指導 模擬授業
12.(続き)教科別事前指導 模擬授業
13.(続き)教科別事前指導 模擬授業
14.(続き)教科別事前指導 模擬授業
15.(続き)教科別事前指導 模擬授業
16.高校ホームルーム及び中学校道徳の時間 模擬授業
17.(継続)中学校道徳の時間 模擬授業(〜18回目)

 後日 事後指導(13時から18時)

評価方法と基準

課題のレポート、スピーチ、学習指導案、模擬授業
及び出席状況、授業態度 等

教科書・参考書

教科別学習指導要領及び教科別学習指導要領の「解説」(文科省)
教科別教科書 
『教育小六法』など

履修前の準備

 工学部『学修の手引き』に記載のように、3年次までに、他の必要単位が履修・修得済みか履修・修得見込の者に限る。

・掲示などで指定された教育内容・項目の学習指導案(素案)を作成しておくこと。
・教科別の模擬授業に割り当てられる教材の研究をしっかりやること

オフィスアワー

随時(事前に連絡がある場合に相談して日時を決める)

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Mar 28 07:50:51 JST 2013