D0503800

ケミカルバイオロジー基礎

Introduction to Chemical Biology

開講部

工学部

開講学科

応用化学科

開講学年

3年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

講義
准教授濱崎啓太この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

【 講義概要 】
 近年の医療開発、公衆衛生、薬物設計、食品開発等における化学の占める割合は増々拡大傾向にある。医療、医薬・製薬、食品、農業等、様々な生命系産業への就職に対応すべく化学を軸にした生命のとらえ方を講義する。「生命化学」では化学の立場から生命現象を理解するすべとして遺伝情報と蛋白質発現の化学、生命活動を担う分子化学等の生物有機化学、生物無機化学に加え、生命現象を定量化するための生物物理化学等の知識と考え方の取得を目指す。

達成目標

1.生命の駆動力であるエネルギーを熱力学により理解する。
2.生命体の階層構造、ミクロからマクロへの空間配置を理解する。
3.生命を駆動する化学反応を速度論を軸に理解する。
4.Website 等を利用し生命化学関連の情報検索ができる。

授業計画

1.【 講義計画 】
生命エネルギー、熱力学基礎
2.自由エネルギーと生命現象
3.生命を維持する化学反応のエネルギー収支
4.生体高分子の空間配置
5.分子集合体としての生命
6.分子間の相互作用で織り成される生命現象
7.中間試験
8.生命を維持する化学反応の速度論
9.酵素反応と生命を維持する化学反応の調節
10.酵素阻害剤と薬物設計
11.界面科学、電気化学と生命化学
12.細胞膜(生体膜)基礎
13.細胞膜のダイナミクス
14.エネルギー変換と生命化学
15.期末試験

評価方法と基準

中間試験50%、期末試験50%

教科書・参考書

教科書:井上亨、柴田攻、山口武夫、生物物理化学の基礎, (三共出版)

履修前の準備

有機化学、無機化学、物理化学、分析化学

学習・教育目標との対応

1.(B)無機化学,有機化学,物理化学,分析化学,生物化学,化学工学,高分子化学,材料化学等の応用化学の基礎知識と,その応用能力.

オフィスアワー

10:00〜18:00@13B25
e-mail: hamie@sic.shibaura-it.ac.jp

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Mar 28 07:54:04 JST 2013