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貿易論

International trade

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教授高中公男

授業の概要

 本講義では、われわれの経済生活と深く結びついている国際経済関係を歴史的な時間的枠組みの中でリアルに、また多角的な視点から捉えられるようにすることを目的とする。したがって、講義では、歴史的な時事の把握、論理的思考、理論と現実とのフィードバックを繰り返しながら理解を深められるようにする。

達成目標

1.経済学を中心としながらも、必要に応じて政治学的考察、国際関係論的な視点からも対象となるトピックを論じられるようになる。

授業計画

1.イントロダクション
2.世界経済の構造変化(パックス・ブリタニカの成立と崩壊)
3.覇権国家の形成と国際経済秩序(冷戦構造とパックス・アメリカーナの成立)
4.ブレトン=ウッズ体制/自由貿易体制の成立
5.古典派貿易理論
6.新古典派貿易理論
7.資本主義と外国貿易(外国貿易の必然性)
8.国際価値論
9.外国貿易と資本蓄積
10.貿易構造と貿易収支/国際収支と国民経済
11.通商政策(1):関税/非関税障壁
12.通商政策(2):輸出促進政策/通商条約/経済統合
13.海外直接投資の発生
14.全体のまとめ
15.期末テスト

評価方法と基準

授業中の小テスト(50%)、期末テスト(50%)を100点とし、総合得点60点以上を合格とする。

教科書・参考書

<教科書>テキストは使用しない。
<参考書>高中公男著『貿易の理論と政策』(時潮社)
高中公男著『多国籍企業論』(谷沢書房)
高中公男著『海外直接投資論』(勁草書房)
高中公男著『日米相互依存の経済学』(ダイヤモンド社)
スティーブン・クラズナー著/高中公男訳『日米経済摩擦の政治経済学』(時潮社)
ポール・クルーグマン著/高中公男訳『経済発展と産業立地の理論』(文眞堂)

履修前の準備

「経済学1」ないしは「マクロ経済学」、「経済学2」ないしは「ミクロ経済学」、「国際経済学」を履修していることが望ましい。

学習・教育目標との対応(機械工学科)

1.(D-2)文化・芸術・歴史・国民性など広い視野から機械技術の役割を捉えることができ,それらを柔軟な発想で設計や開発に生かすことができる.

学習・教育目標との対応(機械工学第二学科)

1.(C)技術・工学が地球環境と生態系との共生・共存を無視して独走することがないように,「技術・工学が社会に果たす役割」を強く自覚するための基礎知識と総合能力を習得する

学習・教育目標との対応(応用化学科)

1.(D)社会・文化と人間のかかわりを理解し,異なった立場からの考えを理解する柔軟性.

学習・教育目標との対応(電気工学科)

1.A1:種々の文化および社会の発展の歴史を理解して、説明することができる。

オフィスアワー

水・木曜日 授業以外の時間 研究室にて

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Sat Nov 26 15:43:05 JST 2011