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ゲーム論

Game Theory and Strategic Decision Marking

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授業の概要

 われわれは日常的に、意識するか否かを問わず、さまざまな形で「選択」的行為を行い、「意思決定」を行っている。こうした「選択」、「意思決定」は合理性をもつものなのか。合理的な選択とは何か。そのことを理解することで、戦略的思考方法と呼ばれるような「選択」および「意思決定」を戦略的に活用することができる。こうした「選択」、「意思決定」を論理的に分析するのがゲーム論である。したがって、ゲーム論では、日常的にわれわれが無意識に行っている「選択」と「意思決定」とを科学的に解明することを通じて、広く人間行動の把握をも試みることになる。
 本講義では、ゲーム理論のフレームワークを用いながら、「選択」、「意思決定」を論理的に理解し、日常的直面する問題を論理的に解決する方法を学ぶ。

達成目標

1.さまざまなゲーム理論のアプローチ/フレームワークについて理解する。
2.ゲーム理論を用いて問題解決方法を考えられるようにする。

授業計画

1.ゲーム理論とは
2.囚人のジレンマ
3.ナッシュの均衡
4.ランダム化と混合戦略
5.クールノー競争とベルトラン競争
6.交互進行ゲームと部分ゲーム
7.反復ゲーム
8.情報非対称ゲーム
9.連続的非対称ゲーム
10.オークションの理論
11.交渉の理論
12.協力ゲーム
13.進化ゲーム
14.全体のまとめ
15.期末テスト

評価方法と基準

授業中の小テスト(50%)、期末テスト(50%)を100点とし、総合得点60点以上を合格とする。

教科書・参考書

テキスト、参考書は必要があれば開講時に紹介する。

履修前の準備

「経済学1」ないしは「マクロ経済学」、「経済学2」ないしは「ミクロ経済学」を履修していることが望ましい。

学習・教育目標との対応(機械工学科)

1.(D-2)文化・芸術・歴史・国民性など広い視野から機械技術の役割を捉えることができ,それらを柔軟な発想で設計や開発に生かすことができる.

学習・教育目標との対応(機械工学第二学科)

1.(C)技術・工学が地球環境と生態系との共生・共存を無視して独走することがないように,「技術・工学が社会に果たす役割」を強く自覚するための基礎知識と総合能力を習得する

学習・教育目標との対応(応用化学科)

1.(D)社会・文化と人間のかかわりを理解し,異なった立場からの考えを理解する柔軟性.

学習・教育目標との対応(電気工学科)

1.E1:社会のニーズを捉え、探究心を持って自ら専門的課題を発見し,自ら設定した課題に対して、計画の立案から課題の解決まで遂行することができる。

オフィスアワー

水・木曜日 授業時間以外 研究室にて

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Tue Mar 27 08:19:31 JST 2012