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情報技術と社会

Information Technology and Communication Environment

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授業の概要

 本授業はパソコンやインターネットなどの情報技術を中心にしたものではない!
 現代社会では、「情報」は水や空気と同じように私たちの生活の場や仕事の場において、なくてはならないものになっている。そこで、情報を私たちをとりまく「環境」のひとつであるといった視点でとらえ、生活、ビジネス、地域、都市といった様々な領域と関連付けしながら、理解することを試みる。
 また、携帯電話、PDA、パソコンなど様々な技術(情報技術)がある程度成熟したいま、技術の問題としてではなく、社会の問題や人間の問題として情報に関する問題を考える視点も重要である。たとえば、個人データの流出被害の問題やネット犯罪などを具体的に取り上げ、社会的な課題として検討する。
 このようなことをとおして、情報がわれわれの生活や社会を変化させる要因、背景、問題、今後の方向などについて、学生諸君に自ら考えてもらう。

達成目標

1.情報がわれわれの生活にいかに関わっているかを理解し、その社会的な意味を考えることができるようになる。

授業計画

1.イントロ 講義の概要とテーマの説明
2.情報の意味
3.情報の性質(1)
4.情報の性質(2)
5.仕事と情報
6.消費と情報
7.中間テスト(またはレポート)
8.人々の行動の変化と情報
9.メディアの多様化
10.メディアと市民生活
11.社会基盤としての情報環境
12.情報行動の高度化・多様化
13.情報の「環境問題」
14.ディスカッション
15.期末テスト(またはレポート)
16.授業の理解を助けるために、ビデオを用いたり、様々な資料に触れる機会を設ける。
 授業計画は15回を目安に割り振ったものであるが、授業の進捗状況などにより順序を入れ替えることがある。授業内容を知るうえの目安として欲しい。
 なお、履修者数や進捗状況に応じて、グループディスカッションやフィールドワークなどを行ったり、テストをレポートに振り替えることもある。

評価方法と基準

本講義では、なるべく多くの事例を交えつつ「環境」という視点で情報を論じることで、履修者一人ひとりが私たちが生きる現代社会の情報に関する課題を考えられるようになることをめざす。
 したがって、本授業の評価は授業への参加を重視し、レポート課題や小テストを授業中に数回実施する。それぞれのテストは予告なく行う。
 評価は、各テスト、レポート、ディスカッションへの参加を総合的に評価し、100点満点に換算し60点以上を合格とする。
 なお、提示したビデオや資料もテストの範囲に含むので授業に参加していない場合著しく不利になるので注意すること。

教科書・参考書

<教科書>テキストは使用せず、適宜プリントを配布する。
<参考書>講義中に示す。

履修前の準備

特に無し。
「情報環境論」の単位取得者は履修できない。

学習・教育目標との対応(機械工学科)

1.(D-2)文化・芸術・歴史・国民性など広い視野から機械技術の役割を捉えることができ,それらを柔軟な発想で設計や開発に生かすことができる.

学習・教育目標との対応(機械工学第二学科)

1.(C)技術・工学が地球環境と生態系との共生・共存を無視して独走することがないように,「技術・工学が社会に果たす役割」を強く自覚するための基礎知識と総合能力を習得する

学習・教育目標との対応(応用化学科)

1.(D)社会・文化と人間のかかわりを理解し,異なった立場からの考えを理解する柔軟性.

学習・教育目標との対応(電気工学科)

1.A1:種々の文化および社会の発展の歴史を理解して、説明することができる。

オフィスアワー

前期後期ともに木曜日3限

環境との関連

環境関連科目 (環境教育割合10%)

最終更新 : Thu Mar 28 07:54:52 JST 2013