G0914600

分析評価技術

Analysis and Evaluation Technology

開講部

工学部

開講学科

電子工学科

開講学年

3年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択必修

系列区分

専門

講義区分

講義
准教授山口正樹この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

 分析評価技術は極めて広範囲にわたりますが,その理解には高度な専門知識を要することもあります.本科目では,結晶解析,元素分析,表面・界面分析などの技術を中心に講義を行っていきます.
 具体的には,X線回折法(XRD), 螢光X線法(XRF)などのX線応用分析技術,透過電子顕微法(TEM), 走査電子顕微法(SEM)などの電子線応用分析,オージェ電子分光法(AES), 二次イオン質量分析法(SIMS)などの元素分析,走査プローブ顕微法(SPM)に代表される極微構造解析などに加えて,電気的・光学的特性の測定などについて,最新技術動向を踏まえて,その概念と実際について解説していきます.

達成目標

1.評価のための基礎技術,および電気的,光学的評価技術を理解できる.(授業計画1〜6)
2.構造評価,機器分析,ナノプローブ技術について理解できる.(授業計画8〜14)

授業計画

1.電子物性の基礎
 結晶構造,金属,半導体,絶縁体
2.評価のための基礎技術
 エッチング技術,劈開技術,電極形成,光源,分光,光検知器
3.電気的評価技術(1)
 四探針法,ホール効果,熱起電力,光起電力
4.電気的特性評価(2)
 半導体のキャリア寿命,容量電圧法,サイクリックボルタンメトリ
5.光学的特性評価(1)
 吸収スペクトル法,蛍光スペクトル法,スペクトルによる物質の同定
6.光学的特性評価(2)
 偏光解析法,ラマン分光法
7.中間試験(項目1〜項目6,ウエイト;1:10%,2:10%,3〜4:40%,5〜6:40%)
 教科書・参考書・自筆ノート参照可,電卓使用可
8.構造評価技術(1)
 光学顕微鏡,電子顕微鏡
9.構造評価技術(2)
 X線回折法,定性分析,定量分析,逆格子マッピング
10.機器分析技術(1)
 熱分析法,元素分析法
11.機器分析技術(2)
 電子線プローブによる分析法
12.機器分析技術(3)
 光子プローブによる分析法
13.機器分析技術(4)
 イオンビームプローブによる分析法
14.ナノプローブ技術
 走査プローブ顕微鏡,原子分子観察・計測・操作
15.期末試験(項目8〜項目14,ウエイト;8〜9:40%,10〜13:50%,14:10%)
 教科書・参考書・自筆ノート参照可,電卓使用可

評価方法と基準

到達目標1は中間試験,到達目標2は期末試験により評価する.
科目の合否は,講義時の小テスト,中間試験,期末試験の合計得点率で評価し,合計得点率が60%以上を合格とする.

教科書・参考書

【教科書】
配布プリントによる

【参考書】
機器分析のてびき(化学同人)

履修前の準備

特になし

オフィスアワー

講義および実験の時間以外

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Mar 28 07:54:58 JST 2013