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化学B

Elementary Chemistry B

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授業の概要

 この授業では,物質の性質や化学反応の機構について,分子の構造に基づいて理論的に説明し,予測する方法を学ぶ.ほぼ毎回,10分から20分程度の演習(小テスト)を行い,理解の程度を確認する.この科目を履修することによって,化学で使われる基本的な概念を身につけ,化学の言葉を理解することができるようになる.

達成目標

1.第4周期までの元素について,電子配置を示し,その化学的性質を予測することができる(授業計画 2).
2.与えられた分子について,その立体構造と中心原子の混成軌道を答えることができる(授業計画 3, 4).
3.燃焼や中和などの基本的な反応について,反応式の係数を決めることができる(授業計画 6).
4.理想気体の状態方程式を使いこなすことができる.また,沸点上昇や凝固点降下について,定量的に取り扱うことができる(授業計画 7, 11).
5.平衡定数を使って平衡状態にある反応系の各成分の濃度を計算することができる.また,電離定数を使って,弱酸や弱塩基の水溶液の pH を計算することができる(授業計画 10, 12).
6.化学反応にともなうエンタルピー変化,エントロピー変化とギブズ自由エネルギー変化を計算し,反応の進行の可否や平衡の移動方向を予測することができる(授業計画 13 〜 14).

授業計画

1.ガイダンス
2.原子の構造と電子配置
3.価電子と共有結合
4.分子の形
5.さまざまな化学結合
6.化学反応と量的関係
7.物質の三態,気体の性質
8.反応速度
9.トピックス「時計反応と振動反応」
10.化学平衡
11.希薄溶液の性質
12.酸と塩基
13.熱力学(反応熱)
14.熱力学(化学変化の方向)
15.統一認定試験

評価方法と基準

小テスト(毎回行う)30点,統一認定試験70点,合計100点とし,総合得点60点以上を合格とする.

教科書・参考書

教科書:「大学への橋渡し 一般化学」芝原寛泰・斉藤正治 共著(化学同人)
なお,必要に応じて,授業時にプリントを配布する.

履修前の準備

とくに要求しません.

学習・教育目標との対応(応用化学科)

1.(A)応用化学をささえる工学一般・自然科学・情報技術に関する知識と,その応用能力.

オフィスアワー

学習サポート室で相談に応じます.気軽に利用して下さい.
学習サポート室の開室時間以外には,研究室(3号館 1階 3101号室)で対応します.部屋にいる限り,基本的にはいつでも結構です.
メールでの相談にも応じます.asao@sic.shibaura-it.ac.jp

環境との関連

環境関連科目 (環境教育割合 5%)

最終更新 : Thu Nov 24 14:35:01 JST 2011