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宗教史

The History of World Religions

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授業の概要

現代の日本人の多くは、宗教を自分とは無縁な誰かのもの、どこか別の世界のものと考え、そしていざ宗教と関わりこれと向かい合うととまどってしまう傾向があります。しかし宗教は、日常生活から国際紛争にいたるまで、この世界のあらゆる位相に関わっているものです。本講義では宗教なるものの理解のために形成されてきた学問である「宗教学」の視点を利用し、かつその問題点を考えながら、世界の宗教に関する知見を拡げ、各人の「宗教」認識を深めていくことを目指します。

達成目標

1.世界の様々な宗教に関する基礎的知識を得る
2.各人が持つ「宗教」の概念を見直し、自他の文化・価値観を理解する足場をつくる

授業計画

1.イントロダクション
2.I. 宗教の世界観 1. 創造神話と宇宙図
3.I. 宗教の世界観 2. 神話学の歴史
4.I. 宗教の世界観 3. 宗教の時間論 (1)ヒンドゥー教の時間論
5.I. 宗教の世界観 3. 宗教の時間論 (2)ユダヤ教の時間論
6.I. 宗教の世界観 3. 宗教の時間論 (3)日本の民間信仰の時間論
7.II. 信仰と救いの物語 1. イエスの物語(1)
8.II. 信仰と救いの物語 1. イエスの物語(2)
9.II. 信仰と救いの物語 2. 仏教の物語(1)
10.II. 信仰と救いの物語 2. 仏教の物語(2)/3. イスラームの物語(1)
11.II. 信仰と救いの物語 3. イスラームの物語(2)
12.III. 宗教と歴史 1. 宗教が目指すもの
13.III. 宗教と歴史 2. 宗教の「進化」
14.III. 宗教と歴史 3. 宗教の「回帰」
15.期末試験

評価方法と基準

授業時の小レポート類50%、期末試験50%。期末試験は記号問題と記述問題を出題する予定。ノート・プリント持込可。なお、期末試験の受験には3分の2以上の出席が必要です。
合計100%として60%以上取得を合格とする。

教科書・参考書

教科書:授業時にプリント配布
参考書:授業時に紹介します

履修前の準備

特になし。

学習・教育目標との対応(機械工学科)

1.(D-2)文化・芸術・歴史・国民性など広い視野から機械技術の役割を捉えることができ,それらを柔軟な発想で設計や開発に生かすことができる.

学習・教育目標との対応(機械工学第二学科)

1.(C)技術・工学が地球環境と生態系との共生・共存を無視して独走することがないように,「技術・工学が社会に果たす役割」を強く自覚するための基礎知識と総合能力を習得する

学習・教育目標との対応(応用化学科)

1.(D)社会・文化と人間のかかわりを理解し,異なった立場からの考えを理解する柔軟性.

学習・教育目標との対応(電気工学科)

1.A1:種々の文化および社会の発展の歴史を理解して、説明することができる。

オフィスアワー

授業後に対応します

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Tue Mar 27 08:20:11 JST 2012