文学論 |
Lectures on Literature |
1. | 近代文芸史の流れを理解すること。 |
2. | 文学が決して(社会的・日常個人的)実生活から遊離した別次元の存在ではないことを知ること。 |
3. | (1)古今の文芸作品を含め、それ以外にも自らの意思によって選択的に多くの文章に接してそれらを時に味わい、 (2) それらを何かしらの糧として自らの眼と頭で物事を見、考えられるような動機づけと習慣を身に着けること。 |
1. | ガイダンス・導入 履修・単位認定に関しての諸注意。文学の存在意義。 |
2. | 近世から近代へ—「文明開化」と文学 仮名垣魯文ら、幕末から明治にかけて活躍した戯作者たちの動きとその作品。 |
3. | 新(ニュー)メディア「新聞」と文芸 連載「続き物」から新聞「小説」が生まれるまで。 |
4. | 近代文学の黎明(1)—言文一致と「小説」の成立 坪内逍遥・二葉亭四迷の理論と実践。 |
5. | 近代文学の黎明(2)—尾崎紅葉と硯友社 明治前中期の流行作家。文学の〈場〉としてのメディアの確立。 |
6. | 中間試験(1)・日清戦後文学の様相 1〜5の授業内容に関する試験。 紅葉の弟子筋の活躍と、文学が同時代の社会状況を反映する様について。 |
7. | 自然主義概説 西洋の自然主義と日本型「自然主義」との相違。日本での初期自然主義運動とその顚末。 |
8. | 日本型自然主義者たち(1)—田山花袋 彼がそれを提唱するまで。及び、その反響に関して。 |
9. | 日本文学と「家」・家族 日本型自然主義作品その他に描かれた家族制度、その制度的・慣習的また描写上の問題点について。 |
10. | 日本型自然主義者たち(2)— 島崎藤村 出発点としての詩歌と散文への流れ。「破戒」「新生」にみる発想の問題点。 |
11. | 中間試験(2)・夏目漱石 6〜10の授業内容に関する試験。 新聞小説作家という生き方。彼の中の「西洋」。 |
12. | 森鷗外 鷗外の創作活動全般(前・後期、含翻訳)に関して。 |
13. | 明治から大正、そして昭和へ—時代の中の鷗外・漱石・芥川龍之介・谷崎潤一郎 作家と作品に見る、時代思潮とそれぞれの対応の仕方。 |
14. | 直木・芥川賞創設の背景とその波紋 菊池寛—文芸春秋による仕掛け。両賞が文壇的権威に成り上がる経緯と現在までの状況。文学と資本主義・大衆社会の相関について。 |
15. | 期末試験 全授業内容に関する試験。1〜5・6〜10の内容からそれぞれ30%ずつ、他に11〜14の内容が40%。 |
1. | (D-2)文化・芸術・歴史・国民性など広い視野から機械技術の役割を捉えることができ,それらを柔軟な発想で設計や開発に生かすことができる. |
1. | (C)技術・工学が地球環境と生態系との共生・共存を無視して独走することがないように,「技術・工学が社会に果たす役割」を強く自覚するための基礎知識と総合能力を習得する |
1. | (D)社会・文化と人間のかかわりを理解し,異なった立場からの考えを理解する柔軟性. |
1. | A1:種々の文化および社会の発展の歴史を理解して、説明することができる。 |
・ | 授業終了後、教室あるいは講師室にて。 |