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公共経済学

Public Economics

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授業の概要

 公共経済学とは、国や地方公共団体などの公共部門が行う経済活動、あるいは公共部門の民間経済に対する干渉を、経済学の側面から分析する分野である。また、市場機構に介入し、資源配分の効率性と所得配分の公平性の達成を目的とする公共経済部門を分析する分野であり、そうした側面から、市場の失敗の問題、所得分配の公平の問題、社会的意思決定機構の問題が扱われることになる。なお、本講義では、費用便益分析を用いた政策評価、プロジェクト評価の基礎的な内容も取り扱う。

達成目標

1.市場の失敗、所得分配の公平、社会的意思決定のメカニズムが理解できる。
2.費用便器分析が理解できる。

授業計画

1.講義の概要と到達目標<イントロダクション>
2.政府活動の目的
3.公共財
4.公共選択
5.公的企業の役割
6.外部性
7.経済における「厚生」
8.「租税」の経済効果
9.費用便益分析(1)
10.費用便益分析(2)
11.費用便益分析(3)
12.立地の理論
13.空間の経済性
14.全体のまとめ
15.期末テスト

評価方法と基準

授業中の小テスト(50%)、期末テスト(50%)による総合的に評価し、総合得点60点以上を合格とする。

教科書・参考書

テキストは使用しない。参考書は必要があれば紹介する。

履修前の準備

マクロ経済学、ミクロ経済学を履修していることが望ましい。

学習・教育目標との対応(機械工学科)

1.(D-2)文化・芸術・歴史・国民性など広い視野から機械技術の役割を捉えることができ,それらを柔軟な発想で設計や開発に生かすことができる.

学習・教育目標との対応(機械工学第二学科)

1.(C)技術・工学が地球環境と生態系との共生・共存を無視して独走することがないように,「技術・工学が社会に果たす役割」を強く自覚するための基礎知識と総合能力を習得する

学習・教育目標との対応(応用化学科)

1.(D)社会・文化と人間のかかわりを理解し,異なった立場からの考えを理解する柔軟性.

学習・教育目標との対応(電気工学科)

1.A1:種々の文化および社会の発展の歴史を理解して、説明することができる。

オフィスアワー

水・木曜日 研究室にて

環境との関連

環境教育科目 (環境教育割合30%)

最終更新 : Thu Mar 28 07:55:29 JST 2013