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映像メディア論

Media Literacy

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授業の概要

 情報社会と呼ばれる現代社会において、われわれは情報の多くを様々な映像メディアから得ており、われわれの生活、行動、意識、仕事などはそれらから大きな影響を受けている。一方で、コンピュータ技術をはじめとする情報技術の発達は、映像の扱いを容易にし、真実であるかどうかを見抜くことが困難な映像を目にすることが以前と比べて多くなってきている。われわれは、これまで以上に、映像メディアとの「上手なつきあい方」を身に付けることが不可欠になってきたといえよう。
 本講義では、われわれが普段接している映像メディアの特性、歴史などを概観し、また、メディアの操作といった観点で映像メディアを考える。授業は講義と実習で構成する。

達成目標

1.映像情報を適切に判断し、自らが主体的に映像メディアと上手につきあう力を身に付けることをめざす。

授業計画

1.講義の概要とテーマの説明
2.われわれは何を「見ている」のか(1)
3.われわれは何を「見ている」のか(2)
4.われわれは何を「見ている」のか(3)
5.メディアの特性と多様性(1)
6.メディアの特性と多様性(2)
7.映像メディアの発達(1)
8.映像メディアの発達(2)
9.映像メディアの社会的影響力(1)
10.映像メディアの社会的影響力(2)
11.メディアとプロパガンダ
12.画像を扱う(パロディ・エイプリルフール記事を作る)
13.画像を扱う(パロディ・エイプリルフール記事を作る)
14.画像を扱う(パロディ・エイプリルフール記事を作る)
15.ディスカッション
16.授業計画は15回として割り振ったものであるが、授業の進捗状況などにより入れ替えることもある。また、この授業で重視することは、知識やデータではなく、ものの見方や考え方であることから、受講生の理解度により予定を変更することもある。したがって、順番は必ずしもこのとおりではない。内容を知るうえの目安として欲しい。また、必要に応じて第一線で活躍しているゲストスピーカーを招くこともある。

評価方法と基準

本授業では頻繁にレポート課題を与えるため、授業には真剣な姿勢で臨むことを求める。なお、小テストを行うこともあるが予告はしない。本授業は授業時間中における課題への取り組みを重視する。したがって、欠席・遅刻は評価に大きなマイナスとなる。評価は、各テスト、レポート、ディスカッションと合せて総合的に評価し、100点満点に換算し60点以上を合格とする。

教科書・参考書

<教科書>特になし。必要に応じプリントを配布する。
<参考書>授業中に示す。

履修前の準備

パソコンの基本的な操作(ブラウザ、メール、ワープロなど)について習得できていることを前提とする。パソコン操作に関連する科目(情報リテラシなど)を履修していることが必須である。実習を重視するため、人数制限を設ける。

学習・教育目標との対応(機械工学科)

1.(D-2)文化・芸術・歴史・国民性など広い視野から機械技術の役割を捉えることができ,それらを柔軟な発想で設計や開発に生かすことができる.

学習・教育目標との対応(機械工学第二学科)

1.(C)技術・工学が地球環境と生態系との共生・共存を無視して独走することがないように,「技術・工学が社会に果たす役割」を強く自覚するための基礎知識と総合能力を習得する

学習・教育目標との対応(応用化学科)

1.(D)社会・文化と人間のかかわりを理解し,異なった立場からの考えを理解する柔軟性.

学習・教育目標との対応(電気工学科)

1.F1:技術的資料や報告書を作成し、効果的に発表・討論できる。

オフィスアワー

前期後期ともに木曜日3限

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Sep 20 07:53:34 JST 2012