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科学技術史

History of Science and Technology

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授業の概要

科学技術の本質を把握するためには、現在の体系とともに、その成り立ちを知ることが重要である。科学の蓄積された知識を、その時代の文化や政治、社会環境の過程を踏まえて学ぶことにより、科学や工学をより深く理解することができる。この講義は、工学理解に役に立つ科学史・技術史を学び、工学を学ぶ者としての思考力を深め、視野を広げることを目的とする。

達成目標

1.科学および技術の体系を、その時代の文化・政治・社会と結び付けて捉えることができる
2.科学技術の知識を多面的に思考することで、工学を学ぶ者として視野を広げる
3.科学史・技術史を自ら調べ発表し、プレゼンテーション能力を養う

授業計画

1.科学史から何を学ぶのか
2.古代オリエントの科学 ギリシャ,ローマの科学
3.中世の科学 ルネッサンスの科学
4.近代の科学 産業革命の進展と科学革命
5.第1回プレゼンテーション
6.近代科学のはじまり(ガリレオの生涯と科学史における位置)
7.力学の基礎(ニュートンの生涯と科学史における位置)
8.相対論・量子論の新しい物理学(アインシュタインの生涯と科学史における位置)
9.原子論の基礎(ドルトンの生涯と科学史における位置)
10.第2回プレゼンテーション
11.科学技術がもたらした環境問題の歴史I(総論)
12.科学技術がもたらした環境問題の歴史II(各論 水問題・ごみ問題)
13.現代の科学 先端の科学技術のゆくえI(情報科学分野)
14.現代の科学 先端の科学技術のゆくえII(生命科学分野)
15.第3回プレゼンテーション

評価方法と基準

レポート3通により評価する 合否の判定は総合評価60点で合格

教科書・参考書

教科書・参考書特に指定なし。履修制限課題あり

履修前の準備

特になし

学習・教育目標との対応(機械工学科)

1.(D-2)文化・芸術・歴史・国民性など広い視野から機械技術の役割を捉えることができ,それらを柔軟な発想で設計や開発に生かすことができる.

学習・教育目標との対応(機械工学第二学科)

1.(C)技術・工学が地球環境と生態系との共生・共存を無視して独走することがないように,「技術・工学が社会に果たす役割」を強く自覚するための基礎知識と総合能力を習得する

学習・教育目標との対応(応用化学科)

1.(D)社会・文化と人間のかかわりを理解し,異なった立場からの考えを理解する柔軟性.

学習・教育目標との対応(電気工学科)

1.A1:種々の文化および社会の発展の歴史を理解して、説明することができる。

オフィスアワー

授業の前後

環境との関連

環境関連科目 (環境教育割合15%)

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最終更新 : Thu Mar 28 07:55:42 JST 2013