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アジア文化論

Lectures on Asian Culture

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小林和夫この授業の2008年度のアンケートを参照

授業の概要

本授業では、現代の錯綜する世界情勢をアジアの視点から読み解くために、現代アジアの社会・文化・歴史に関する基礎的な知識を習得することをめざす。また、本授業をとおして、アジアにくらすアジア共同体の1人の人間として、アジア世界と日本との関係性を学び、アジアに対する見識を深めることにつなげたい。また、この目標にそって、応募者が研究を進めてきたインドネシアの文化や社会についても、適宜、言及してみたい。
授業の前半では、現代アジアをめぐるさまざまな事象を紹介し、現代アジアの新しい局面を学ぶ。後半では、現代における日本とアジアの関係性について、とくにインドネシアを中心とする東南アジア世界に焦点をあてて考察する。授業は、パワーポイントを使用して行い、可能な限り平明で具体的な内容をめざす。

達成目標

1.現代アジアの社会・文化・歴史に関する基礎的な知識を習得する。
2.現代アジアと日本との緊密な関係性を理解し、アジア共同体の一員としての見識を深める。

授業計画

1.イントロダクション
2.現代アジア論1「世界大戦と冷戦体制下のアジア」
3.現代アジア論2「国家・民族の枠組のゆらぎとアイデンティティの変化」
4.現代アジア論3「変容するライフスタイル」
5.現代アジア論5「トランスナショナル化する情報と経済」
6.現代アジア論5「メディアと社会」
7.現代アジア論6「共同体の統合と政治文化」
8.中間試験
9.現代アジアと日本1「近現代日本と東南アジア」
10.現代アジアと日本2「日本軍政と東南アジア1」
11.現代アジアと日本3「日本軍政と東南アジア2」
12.現代アジアと日本4「スハルト開発体制と日本1」
13.現代アジアと日本5「スハルト開発体制と日本2」
14.まとめ
15.期末試験

評価方法と基準

授業時の小テスト(回数未定)20%、中間試験30%、期末試験50%によって評価する。
合計100%として60%以上取得を合格とする。

教科書・参考書

教科書は使用しない。参考書は適宜紹介する。本科目に関係の深い参考書は以下である。
青木・姜・小杉ほか編『アジア新世紀』全8巻 岩波書店 2002〜2003年

履修前の準備

日常的にアジアに関する記事やニュースにふれることが望ましい。

学習・教育目標との対応(機械工学科)

1.(D-2)文化・芸術・歴史・国民性など広い視野から機械技術の役割を捉えることができ,それらを柔軟な発想で設計や開発に生かすことができる.

学習・教育目標との対応(機械工学第二学科)

1.(A)学科の教育理念に基づき,設計・実験および卒業研究を中核として,人間環境および感性をも含めた総合的な視点で問題を捉えて機械を創成できる基礎的な知識と応用能力を身につける (1) 与えられた課題に対し,自ら考え,調査・検討し目的を達成する能力

学習・教育目標との対応(応用化学科)

1.(D)社会・文化と人間のかかわりを理解し,異なった立場からの考えを理解する柔軟性.

学習・教育目標との対応(電気工学科)

1.A1:種々の文化および社会の発展の歴史を理解して、説明することができる。

オフィスアワー

授業終了後 講師室にて。

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Mar 28 07:55:43 JST 2013