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教育原論

Principles of Education

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授業の概要

 本講義では、教育をめぐる議論においてしばしば取り上げられる問題群を題材として、教育を考える際の理論的な枠組みについて解説していくこととしたい。というのも、私たちが教育の目的について考えるにあたっては、現代的な問題に関する知識を身につけるだけでは充分ではなく、すでに絞り込まれたいくつかの論点を前提としていることを自覚する必要があるからである。そのためにも、近年、教育において論点となっているテーマと関連づけながら、その背景に見られる教育の原理を解説していきたいと考えている。
 授業では、それぞれのテーマについて関連する資料に目を通した上で、小レポートを作成する。そして、翌週の授業で、数人の見解を紹介し、他者の意見を読む機会を設けていくこととする。こうした作業を通して、教育について考える力を身につけてもらいたいと考えている。

達成目標

1.これまでに論じられてきた教育思想の特徴を説明することができる。
2.実際の教育問題の背景にある考え方の違いを整理することができる。
3.教育上の論点に対する自分の見解を組み立てることができる。

授業計画

1.講義の紹介
2.教育を評価する基準とは?
3.教育における自由と平等
4.理論か実践か
5.教育における対話
6.啓蒙思想と教育
7.価値の相対化と教育
8.子どもという他者
9.学校の役割、家族の役割
10.シティズンシップと教育
11.教育における私的領域と公的領域
12.教育と社会変革
13.子ども中心主義の思想的背景
14.教えと学びの対立を超えて
15.まとめ

評価方法と基準

授業時に提出してもらう小レポート(30%)と学期末課題(70%)とをあわせて評価する。
合計100%として60%以上取得を合格とする。
なお、評価を受けるためには11日以上の出席が必要である。

教科書・参考書

教科書は特に指定しない。配布資料に基づいて説明する。
(参考書)小玉重夫『シティズンシップの教育思想』白澤社、2003年。この他に参考とすべき資料については授業時に紹介する。

履修前の準備

新聞、雑誌などに掲載されている教育に関する記事には目を通し、今日の教育に対する関心を高めておいてもらいたい。

学習・教育目標との対応(機械工学科)

1.(D-2)文化・芸術・歴史・国民性など広い視野から機械技術の役割を捉えることができ,それらを柔軟な発想で設計や開発に生かすことができる.

学習・教育目標との対応(機械工学第二学科)

1.(C)技術・工学が地球環境と生態系との共生・共存を無視して独走することがないように,「技術・工学が社会に果たす役割」を強く自覚するための基礎知識と総合能力を習得する

学習・教育目標との対応(応用化学科)

1.(D)社会・文化と人間のかかわりを理解し,異なった立場からの考えを理解する柔軟性.

学習・教育目標との対応(電気工学科)

1.A1:種々の文化および社会の発展の歴史を理解して、説明することができる。

オフィスアワー

授業終了後の時間

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Nov 24 14:35:13 JST 2011