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教育社会学

Educational Sociology

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授業の概要

 現代の日本社会において学校生活や進学・就職等の選択など、私たちの生活に<教育>は深いかかわりを持っている。現代の教育についてこうした教育のあり方を規定する社会的な面に目を向けて、「教育と社会」の関係を基軸として社会学的にアプローチしていく。 現代の教育の仕組みを理解するために、教育の歴史社会的な形成、教育制度と教育行政、学校組織と学校経営、生徒文化、学歴社会と教育機会、教育と社会階層、などをテーマとして取り上げ、現状の問題を考えながら研究し学んでいく。

達成目標

1.教育の社会的な性格を解析し、教育社会学の諸理論を学習する
2.戦前、戦後の教育の仕組みの特質を理解し、現代公教育の基本構造と問題をつかむ
3.今日的な「教育問題」や「教育改革」の問題をとりあげて分析し、理解を深める

授業計画

1.イントロダクション
 教育の本質と目的−教育の社会的性格
2.<教育>と教育社会学−教育社会学とは
3.公教育制度の発達と学校制度の体系
4.日本の教育体制と教育行政の基本原理(1)
−近代的な学校制度の整備、発展と近代教育の形成
5.日本の教育体制と教育行政の基本原理(2)
−教育基本法と戦後教育の出発
6.教育委員会制度
7.戦後の経済発展と教育構造の変容
8.教育改革と新自由主義
9.教育機会と受験体制
10.教育と社会階層−学歴社会の形成
11.学校組織と構造—学校文化と生徒文化
12.教育問題を考える−いじめ、不登校
13.世界の教育改革
14.教育社会学のまとめ
15.試験またはレポート課題の提示

評価方法と基準

◎期末試験(70%)
○レポート課題(30%)の合計100%として60%以上取得を合格とする

◎授業の欠席が3分の1を超える者は、期末試験を受験する資格を失う

教科書・参考書

教科書 岩内亮一・陣内靖彦編著『学校と社会』 学文社発行、2005年
その他に、授業の関連で必要に応じて参考書を紹介し、プリントや資料などを配布する。

履修前の準備

現在、わが国の教育は改革期にある。新聞や、雑誌などで日ごろから、教育政策や教育の実態報告、教育問題などの報道について関心を持つようにしてほしい。

学習・教育目標との対応(機械工学科)

1.(D-2)文化・芸術・歴史・国民性など広い視野から機械技術の役割を捉えることができ,それらを柔軟な発想で設計や開発に生かすことができる.

学習・教育目標との対応(機械工学第二学科)

1.(C)技術・工学が地球環境と生態系との共生・共存を無視して独走することがないように,「技術・工学が社会に果たす役割」を強く自覚するための基礎知識と総合能力を習得する

学習・教育目標との対応(応用化学科)

1.(D)社会・文化と人間のかかわりを理解し,異なった立場からの考えを理解する柔軟性.

学習・教育目標との対応(電気工学科)

1.A1:種々の文化および社会の発展の歴史を理解して、説明することができる。

オフィスアワー

授業の始まる前や終了後など、空き時間に対応します。
その他、あらかじめ面談の予約があれば、調整して対応したい。

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Sep 20 07:53:44 JST 2012