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企業システム論

Studies of Enterprise

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授業の概要

現代の経済社会システムは企業なくして成り立たない。経済社会システムにおける企業活動の意義・役割を理解することは経済学および経営学の基本である。大量生産・大量消費時代の終焉、地球環境問題の深刻化、企業の社会的責任に対する関心の高まり、知識集約型社会への移行という外部環境の変化は、企業経営のあり方を根本的に問い直そうとしている。こうした外部環境の変化を踏まえ、本講義では、経済学や経営学の視点から企業の現代的課題を取り上げつつ、企業のあり方を概観する。

達成目標

1.本講義では、株式会社の組織と機能(経営組織、経営管理、経営戦略、マーケティング、ファイナンス等)に関する知識から、ナレッジマネジメント、コーポレートガバナンス、環境・CSR経営など現代企業が直面する諸課題について解説し、企業経営に関する基本知識を身につけることをめざす。

授業計画

1.企業とは何か
2.企業と経済社会
3.現代企業の視点1 −製品・サービスの提供−
4.現代企業の視点2 −株式会社の仕組みと課題−
5.現代企業の視点3 −大企業の機能と経営者−
6.現代企業の視点4 −企業組織と経営管理
7.現代企業の視点5 −日本的経営の構造−
8.現代企業の視点6 −企業の社会性−
9.現代企業の視点7 −企業の目的と企業価値−
10.現代企業の視点8 −ITと企業競争力−
11.現代企業の視点9 −現代製造業の経営組織−
12.現代企業の視点10 −現代流通業の実態
13.財務諸表と経営分析
14.企業研究1 −大企業の成長事例−
15.企業研究2 −大企業の成長事例−

評価方法と基準

指定された課題のレポート×2回によって評価する。
中間レポート(50%)および期末レポート(50%)の合計を100点とし、総合得点60点以上を合格とする。なお、1/3以上欠席した場合は、成績評価を行わない。

教科書・参考書

教科書は特に指定しない。但し、授業ごとにレジュメを配布する。
参考書
・武藤泰明『ビジュアル経営の基本』日本経済新聞社 2002年  ISBN 9784532109684
・宮島 司『株式会社の知識』   日本経済新聞社 2003年  ISBN 9784532108731
・下川浩一『日本の企業発展史』  講談社     1990年  ISBN 9784061490284
・岡本亨二『CSR入門』       日本経済新聞社 2004年  ISBN 9784532110406

履修前の準備

特になし

学習・教育目標との対応(機械工学科)

1.(D-2)文化・芸術・歴史・国民性など広い視野から機械技術の役割を捉えることができ,それらを柔軟な発想で設計や開発に生かすことができる.

学習・教育目標との対応(機械工学第二学科)

1.(C)技術・工学が地球環境と生態系との共生・共存を無視して独走することがないように,「技術・工学が社会に果たす役割」を強く自覚するための基礎知識と総合能力を習得する

学習・教育目標との対応(応用化学科)

1.(D)社会・文化と人間のかかわりを理解し,異なった立場からの考えを理解する柔軟性.

学習・教育目標との対応(電気工学科)

1.E1:社会のニーズを捉え、探究心を持って自ら専門的課題を発見し,自ら設定した課題に対して、計画の立案から課題の解決まで遂行することができる。

オフィスアワー

前後期とも講義終了後

環境との関連

環境関連科目 (環境教育割合10%)

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最終更新 : Thu Sep 20 07:53:50 JST 2012