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福祉と技術

Technology in Welfare Society

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授業の概要

 わが国の現代社会において、少子高齢化、子育て支援、環境問題、ニート対策などさまざまな「福祉」に関わる課題が伝えられている状況である。「福祉」という言葉の意味は、歴史の中でも貧困者、児童、障害者、高齢者に対して社会政策として対応してきた社会保障の一分野として特別な人が利用するものとされていた「社会福祉」に対して、誰でもが問題に直面したときはサービスとして利用するものという概念の「対人社会サービス」としての「社会福祉」があると考えられる。本科目については、事例検討やディスカッションなどの体験授業も行い、われわれが暮らす現代社会における「福祉」が法律、経済、行政、教育、医療、環境などさまざまな分野との関わりがあることを理解し、社会の一員として今日的課題に対して考える力を養い、さらに人権に対する感覚も身に付けることを目的とする。

達成目標

1.現代日本社会の福祉の基礎概念を理解する。
2.社会の一員として基礎的な人権に対する感覚を身につける。

授業計画

1.イントロダクション — 現代社会と福祉について
2.社会福祉の援助対象とニーズ
3.歴史的背景(世界)
4.歴史的背景(日本)
5.福祉と基本的人権
6.日本経済と社会福祉
7.現代家族政策(少子高齢化、核家族化など)と福祉
8.中間テスト
9.社会福祉制度とその現況  1高齢者福祉
10.社会福祉制度とその現況  2障害者福祉
11.社会福祉制度とその現況  3子ども家庭福祉
12.社会福祉制度とその現況  4公的扶助
13.社会福祉と暮らしの環境、まちづくり(ノーマライゼーション、バリアーフリー、ユニ  バーサルデザイン)
14.社会福祉の動向と展望
15.期末テスト

評価方法と基準

授業中の小テスト(20%)中間テスト(20%)、期末テスト(60%)を100点とし、総合得点60点以上を合格とする。

教科書・参考書

テキスト、参考書は必要があれば開講時に紹介する。

履修前の準備

新聞を読んで、現代社会の現状に興味を持って下さい。

学習・教育目標との対応(機械工学科)

1.(D-2)文化・芸術・歴史・国民性など広い視野から機械技術の役割を捉えることができ,それらを柔軟な発想で設計や開発に生かすことができる.

学習・教育目標との対応(機械工学第二学科)

1.(C)技術・工学が地球環境と生態系との共生・共存を無視して独走することがないように,「技術・工学が社会に果たす役割」を強く自覚するための基礎知識と総合能力を習得する

学習・教育目標との対応(応用化学科)

1.(D)社会・文化と人間のかかわりを理解し,異なった立場からの考えを理解する柔軟性.

学習・教育目標との対応(電気工学科)

1.A1:種々の文化および社会の発展の歴史を理解して、説明することができる。

オフィスアワー

必要時には講師控え室にて授業後に対応。

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Mar 28 07:55:51 JST 2013