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地域調査入門

Socio-Regional Research

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授業の概要

 地域開発や環境保全、マーケティングなど、あらゆる人間活動の基盤のひとつとして「地域」、「地域社会」がある。
 本講義では、地域を知るための基本的な手順である「地域調査」をとりあげ、その方法を中心に講義する。講義全体を通じて「知識の獲得」よりも情報の集め方、見方、分析の視点や方法など、実践的な「手法の修得」に重点を置き、受講者が自分で作業し、身に付ける授業とする。
 具体的には、文献資料の探索と入手、統計データの入手と利用、地図の利用、分析結果の図的表現などの手法を講義し、合わせて課題実習を行なう。

達成目標

1.「地域」の基礎概念を理解する。
2.地域調査の基本的な手法を修得する。

授業計画

1.はじめに:“地域調査”とは何か
2.     調査の枠組と調査計画
3.資料を使う−1:統計 各種統計の入手方法
4.     統計を読む
5.     グラフを作る・考える
6.資料を使う−2:地図 各種地図の入手方法
7.     地図を読む
8.     地図を作る・考える
9.フィールドワーク:先行研究を読む
10.     基本的な手法とルール
11.地域調査をやってみよう:調査計画を立てる
12.     資料収集と予察
13.     分析と考察
14.     レポート作成と報告
15.まとめ

評価方法と基準

 授業中に実施する2回の「課題演習」(40%)、「最終レポート」(60%)を総合して評価する。
合計100%として60%以上取得を合格とする。
講義科目となってはいるが、課題演習・実習が中心であり、欠席は致命的となるので注意すること。

教科書・参考書

 特定のテキストは使用せず、必要に応じてプリントを配付する。また、関連の情報や実習データなどを教員(寄藤)のウェブサイト http://yorifuji.thyme.jp/ に掲示するので、定期的に見ておくこと。

履修前の準備

 課題の詳細説明や関連情報・データなどの伝達にインターネットを使うので、PC上でのブラウザとメールソフトの使用に慣れておくこと。本科目は実習指導を細かく行うため、履修者数を制限する。

学習・教育目標との対応(機械工学科)

1.(D-2)文化・芸術・歴史・国民性など広い視野から機械技術の役割を捉えることができ,それらを柔軟な発想で設計や開発に生かすことができる.

学習・教育目標との対応(機械工学第二学科)

1.(B)技術・工学が地球環境に与える負荷を十分認識できる基礎的知識と応用能力を習得する

学習・教育目標との対応(応用化学科)

1.(D)社会・文化と人間のかかわりを理解し,異なった立場からの考えを理解する柔軟性.

学習・教育目標との対応(電気工学科)

1.A1:種々の文化および社会の発展の歴史を理解して、説明することができる。

オフィスアワー

・水曜日の授業以外の時間 研究室にて

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Sep 20 07:53:53 JST 2012