Z1270300

総合演習

General Tries for Problem Solving

開講部

工学部

開講学科

教職専門

開講学年

学年共通

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

自由

系列区分

教職

講義区分

講義
教授瀬尾祐貴

授業の概要

「総合演習」は、地球的規模の課題や現代社会全体にかかわる学際的な課題について総合的に考え、問題解決に至る方法を学ぶ。また、そうした学習を通して小中高等学校に新設された「総合的な学習の時間」の指導ができる能力、資質を養う。「総合的な学習の時間」の学習活動のテーマには、国際理解、情報、環境、福祉・健康など、地域や学校、生徒の実態に応じて選択される。
本授業は、身近な地域の自然・文化・歴史から、他地域との比較検討を行なうことにより、身近な日常生活を新たな視点で見直し、統計学や解析学的な手法を生かしつつ、今日的な問題関心を深め、理解し考察できる力を育てたい。このため、観察・実験、調査・見学、発表・討議などの学習活動の形態に積極的に取り組む。また、「総合的な学習の時間」の実践に生かせる授業指導案の作成を行なう。共通性のあるテーマに応じて、グループを編成し、資料収集、調査・観察や現地訪問などの活動をグループ単位で行なう。
 最後に、全体発表の場で、グループ単位のプレゼンテーションを行なう。ただし、以上は受講生の人数に応じて多少の変更があることを了解してほしい

達成目標

1.自ら課題を選び、総合的に問題解決の方法を探究する学習態度を身につける。
2.総合学習の目的、方法、評価などについて理解を深めながら、体験的、集団的、共同的な学習活動を行い、中間発表や全体発表、そしてそのレジメや報告集作成を通じて、実践的な指導方法を身につける。
3.身近な地域の環境問題から問題意識を高め、地域に根ざした総合学習への指導方法を工夫する。

授業計画

1.イントロダクション
 ・授業の概要とねらい、諸注意
 ・総合演習の創設のねらいとカリキュラムの位置付け
2.講義:新設「総合的な学習の時間」とカリキュラム
  ・目的と授業形態
  ・具体的な授業実践の紹介
3.講義:「環境問題について」
  ・国際理解、情報、環境などの総合的な課題
・研究テーマの希望調査
4.演習:グループ編成 グループテーマの決定
   調査研究活動計画の作成
5.演習:グループ調査研究活動と話し合い(グループごと)
6.演習:グループ調査研究活動と話し合い(グループごと)
7.演習:グループ調査研究活動と検討会(グループごと)
8.中間発表:グループ毎に現段階の取り組みと今後の課題の発表討議
9.演習:グループ調査研究活動と話し合い。(グループごと)
10.演習:グループ調査研究活動と話し合い。(グループごと)
11.演習:全体発表のためのプレゼンテーションの準備(グループごと)
12.演習:「総合的な学習の時間」の授業指導案の研究
  ・全体発表のためのプレゼンテーションの準備
13.全体発表のためのプレゼンテーションの準備とリハーサル
14.全体発表会
相互評価を行なう。
15.まとめと報告書の作成

評価方法と基準

個人の学習態度と成果(平常点)
協同、協力的なグループ活動への学習態度
中間発表、全体発表とそのレジメや報告集の評価
「環境問題」への理解度と実践的な指導性の評価
以上を総合して評価を行なう。
(個人だけでなく、グループ全体としての成果も問われるので、お互いに協力し合って授業に取り組むこと)

教科書・参考書

 必要な場合は、プリント資料を配布する。

履修前の準備

岩波ジュニア新書「環境とつきあう50話」森住明弘2005年
岩波新書「地球の水が危ない」高橋裕2003年
など、環境問題に関する文献を読んでおくこと。

オフィスアワー

水曜日14時から16時

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Sat Nov 26 15:44:12 JST 2011