F0845900

通信システム設計論

Design consideration in transmission systems

開講部

工学部

開講学科

通信工学科

開講学年

3年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

講義
講師松原貞弥この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

最近のネットワーク社会を支える通信システムは、ソフトウェアと密接な関連を持って進化してきた。 通信分野で広く利用されているソフトウェアを通信システムと重ね合わせて、歴史、役割、将来の姿について講義する。 また、実際のシステム開発事例を説明して理論と現実のギャップを埋めるようにする。

達成目標

1.通信システムの基本的な仕組み及び通信分野におけるソフトウェアの具体的な適用方法の理解。

授業計画

1.通信システムとソフトウェア概論(1)
 ・通信網、インターネット、ネットワーク構成要素
2.通信システムとソフトウェア概論(2)
 ・階層化モデルOSI、Modem等通信機器との機能分担
3.通信システムとソフトウェア概論(3)
 ・コンピューターの進化、集中/分散・クライアントサーバ/webと通信システム
4.プロトコルとソフトウェア概論
 ・プロトコルの歴史、ソフトウェアの役割の変遷
5.通信制御技術(1)
 ・通信システムソフトウェアの条件、周辺技術
6.通信制御技術(2)
 ・プロトコルのシステム搭載(設計・開発の実際)
7.通信制御技術(3)
 ・UNIXと通信、LAN/WAN、インターネットの進展とソフトウェア
8.通信制御技術(4)
 ・マルチメディアとネットワーク、複合化する通信網とソフトウェア
9.実際の通信システム(1)
 ・大規模システム開発事例:航空路レーダ管制システムの通信機能
10.実際の通信システム(2)
 ・Internet時代のシステム開発事例:市外交換機自動運用システム,
通産省シグマシステムなど
11.実際の通信システム(3)
 ・モバイル時代のシステム開発事例:携帯電話のIT化、モバイル通信利用システムの色々
12.実際の通信システム(4)
 ・最近の通信インフラシステムの動向
13.通信システムとソフトウェアの課題
 ・ユビキタスの実現、ネットワークの未来とソフトウェアの役割
14.通信ソフトウェア開発のマネージメント(1)
 ・開発には何が必要か、伴う課題と技術者としてのスタンス
15.通信ソフトウェア開発のマネージメント(2)
 ・開発は何故失敗するのか、プロジェクトマネージメント概論

評価方法と基準

複数回のレポートにより評価する。

教科書・参考書

教科書は使用しない。 通信システム構築において必須であるソフトウエア開発の実際を解説して近年見えにくくなっている通信ソフトウェアの仕組みの理解を図る。

履修前の準備

充分な予備知識が無くても理解できるよう通信ソフトウェアの歴史、周辺の技術から初めて詳細に進めていくが、ソフトウェア及び通信に関する基礎的な用語を理解しておくことが望ましい。

オフィスアワー

講義直後

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Mar 28 07:56:15 JST 2013