00601303

地域と環境

Studies on Local Environment

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授業の概要

 人間は地表の生物として自然に適応し、自然環境を利用しながら発展してきた。人間は自然環境のシステムの中で人文社会システムを形成し、時には自然環境の制約を受け、時には自然環境を改変しながら、居住空間の拡大、資源の開発、生産の増大といった活動を続けてきた。一方で、行き過ぎた自然環境の利用・改変は、様々な環境問題をもたらしている。
 本講義では、自然環境と地域社会との関わりについて、世界や日本の事例を踏まえつつ、考えていきたい。

達成目標

1.自然環境と地域社会の関わりを理解する
2.具体的な事例を通じて、問題の解決にむけた具体的な対策を考えることができる

授業計画

1.イントロダクション:講義目的、授業計画
2.人間社会と自然環境をめぐる議論
3.途上国農村における資源利用と変容(1) 〜焼畑は環境破壊か?
4.途上国農村における資源利用と変容(2) 〜緑の革命の功罪
5.途上国都市における環境問題 〜貧困とごみ問題
6.乾燥地域のエネルギー地政学 〜石油は枯渇するか?
7.中間テスト、中間まとめ
8.日本の農山村と社会変化(1)〜農林業と過疎
9.日本の農山村と社会変化(2)〜農山村と建設業
10.日本の都市における生活空間とサービス(1)〜時間と空間の制約
11.日本の都市における生活空間とサービス(2)〜生活行動とサービス
12.地域の構造変化と環境問題の顕在化
13.地域内外の物質フローと環境影響
14.地域の持続性をどう考えていくか
15.期末テスト

評価方法と基準

小テスト(30%)、中間テスト(30%)、期末テスト(40%)を100点とし、総合得点60点以上を合格とする。中間テストはレポートに変更される可能性あり。

教科書・参考書

特に教科書は指定しない。参考書は随時紹介する。

履修前の準備

履修希望者が多数の場合は、履修課題を設け、履修制限を実施する。履修制限後の追加履修は認めない。

学習・教育目標との対応(機械工学科)

1.(D-2)文化・芸術・歴史・国民性など広い視野から機械技術の役割を捉えることができ,それらを柔軟な発想で設計や開発に生かすことができる.

学習・教育目標との対応(機械工学第二学科)

1.(C)技術・工学が地球環境と生態系との共生・共存を無視して独走することがないように,「技術・工学が社会に果たす役割」を強く自覚するための基礎知識と総合能力を習得する

学習・教育目標との対応(応用化学科)

1.(D)社会・文化と人間のかかわりを理解し,異なった立場からの考えを理解する柔軟性.

学習・教育目標との対応(電気工学科)

1.A2:技術が社会および自然環境に及ぼす影響と効果を理解し、説明することができる。

オフィスアワー

月〜木:授業時間外(大宮)、金:授業時間外(豊洲)

環境との関連

環境教育科目 (環境教育割合100%)

最終更新 : Thu Mar 28 07:56:30 JST 2013