00601203

地域分析入門

Introduction to Regional Analysis

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教授寄藤昂

授業の概要

 人間活動の多くは「地域」に立脚して展開されるため、地域の特性を知りそれに応じた計画を立てることが重要である。そこでは、「調査」とならんで「分析」の手法・センスを身に付けることが必要となる。
 本講義では、地域分析に関する基礎的な知識を獲得させるとともに、入門レベルの課題演習を通じて「地域分析」のための技法、センスを養う。
 課題演習においてはPCも用いるが、単なるパッケージ・ソフトの習熟を目指すのではなく、分析の「意味」を正しく理解することが最重要課題である。

達成目標

1.地域分析に関する基礎的な知識を獲得する。
2.地域を分析するための基本的技法、センスを養う。

授業計画

1.はじめに
  この授業の目的と枠組み/地域を分析することの意味
2.数量データを読む
「傾向」をとらえる 時間的変化
3. 「傾向」をとらえる 空間的分布
4. [中間課題1]統計データから読み取る地域特性
5.データの意味を考える
「特異点」と「残差」
6. 質的情報を読む−1
7. 質的情報を読む−2
8. [中間課題2]変化や偏りの「意味」を考える
9.地域分析の実際
 [最終課題]特定地域の調査・分析・考察
10.最終課題の対象地域を決める
11.地域概要(中間成果)報告、チェック
12.個別テーマを考える
13.個別課題(中間成果)報告、チェック
14.分析報告書の作成手順説明
15.まとめ

評価方法と基準

 授業中に実施する2回の「中間課題」(40%)、「最終課題」(60%)の合計で評価する。
合計100%として60%以上取得を合格とする。
講義科目となってはいるが、課題演習・実習が中心であり、欠席は致命的となるので注意すること。

教科書・参考書

 特定のテキストは使用せず、必要に応じてプリントを配付する。また、関連の情報や実習データなどを教員(寄藤)のウェブサイト http://yorifuji.thyme.jp/ に掲示するので、定期的に見ておくこと。

履修前の準備

 資料配付、レポート提出などにメールおよびウェブサイトを頻繁に利用するので、インターネット関連の基本操作を事前に修得しておくこと。また、課題演習に際して MS.Excelおよび MS.Wordを使うので、これも初歩的・基本的な操作手順は修得しておくこと。
 また、この科目を受講しようとする者は、先に「地域調査入門」を受講していることが望ましい。
 この授業では、設備の制約・個人指導の必要から履修者数を制限する。

学習・教育目標との対応(機械工学科)

1.(D-2)文化・芸術・歴史・国民性など広い視野から機械技術の役割を捉えることができ,それらを柔軟な発想で設計や開発に生かすことができる.

学習・教育目標との対応(機械工学第二学科)

1.(C)技術・工学が地球環境と生態系との共生・共存を無視して独走することがないように,「技術・工学が社会に果たす役割」を強く自覚するための基礎知識と総合能力を習得する

学習・教育目標との対応(応用化学科)

1.(D)社会・文化と人間のかかわりを理解し,異なった立場からの考えを理解する柔軟性.

学習・教育目標との対応(電気工学科)

1.A1:種々の文化および社会の発展の歴史を理解して、説明することができる。

オフィスアワー

水曜日10時ごろー12時まで 研究室にて

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Mar 28 07:56:37 JST 2013