00600201

法学入門

Introduction to Jurisprudence

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授業の概要

毎日の生活の中で何気なく行っていることを法的に説明するとどうなるか、法律には規定されていなくとも社会の規範となっている秩序をどう捉えるか、を検討する。映像資料の利用を考えている。

達成目標

1.共同体での生活を送るにあたり、そこにある規則(ルール)について学び、よい人間関係を育む。
2.硬直化した規則(ルール)ではなく、人間関係を調整するための柔軟な道具としての法律を用いて、よい社会を築いていく当事者意識を培う。
3.法律に関する基礎的な知識(専門用語 = 術語(テクニカル・ターム))を修得し、それらを運用する知恵を身に付ける。

授業計画

1.導入、私的自治の原則
2.権利義務の主体(法人に関する民法改正、企業)
3.所有権絶対の原則
4.過失責任の原則、金銭債権の重要性
5.家族関係、相続
6.刑法の役割と基本原則、刑罰の種類
7.犯罪の要件、刑事手続(裁判員制度)
8.刑事法の国際化
9.〔中間試験〕
10.個人と国家、国家と主権
11.個人と集団、国際社会における「共生」
12.法の特質と機能、法システムの構造
13.法源、法律学の任務と特質
14.裁判と法の適用、法の解釈、まとめ
15.〔期末試験〕

評価方法と基準

受講態度(感想や質問、ディスカッション)(20%)、中間試験(40%)および期末試験(40%)を100点満点に換算し、60点以上取得した者を合格とする。授業日数の2/3以上の出席が必要。

教科書・参考書

〔教科書〕佐藤幸治ほか『法律学入門』(有斐閣、第3版、2006年)
〔参考書〕池田真朗ほか『法の世界へ』(有斐閣、第4版、2006年)
     伊藤正己=加藤一郎編『現代法学入門』(有斐閣、第4版、2005年)
     野田進=松井茂記『シネマで法学』(有斐閣、新版、2004年)

履修前の準備

日常生活の中で、法律に関連すると思われる問題を意識しておくこと。

学習・教育目標との対応(機械工学科)

1.(D-2)文化・芸術・歴史・国民性など広い視野から機械技術の役割を捉えることができ,それらを柔軟な発想で設計や開発に生かすことができる.

学習・教育目標との対応(機械工学第二学科)

1.(C)技術・工学が地球環境と生態系との共生・共存を無視して独走することがないように,「技術・工学が社会に果たす役割」を強く自覚するための基礎知識と総合能力を習得する

学習・教育目標との対応(応用化学科)

1.(D)社会・文化と人間のかかわりを理解し,異なった立場からの考えを理解する柔軟性.

学習・教育目標との対応(電気工学科)

1.A1:種々の文化および社会の発展の歴史を理解して、説明することができる。

オフィスアワー

研究室:2号館2階(2208-2室)
e-mailにて受付け:履修者にはプリントで指示する

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Fri Feb 14 07:01:07 JST 2014