30020200

哲学II

Philosophy 2

開講部

システム工学部

開講学科

共通科目

開講学年

学年共通

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

総合科目

講義区分

講義
講師中川雅博この授業の2012年度のアンケートを参照

授業の教育目的及び方針

 今日、食事をしながらアフリカの貧困のニュースを見るような馬鹿げた抽象論から、哲学が脱却しつつある。現実の複雑怪奇な現象をどう考え、何をなすべきかを、 哲学の枠をこえ、いろいろな学問にまたがって真剣に考えようとしているのだ。そのすべてを取り上げることはできないが、環境・生命・科学・情報・教育・経済・戦争をキーワードに、現代の哲学が取り組んでいる諸問題をともに考えていきたいと思う。
 この講義は、複雑でやっかいな現代を生きる私たちの問題をみずから真剣に考えることを主目標とするため、リポートを作成し、討論を交えることを中心としていきたいと思っている。

授業内容

1.哲学・応用倫理学の概略:現代社会の諸問題の全体像をつかむ(講義)
2.石油を使い尽くしたらどうしよう?(ディベートとリポート作成)
3.人間はどこまで動物なのか?(ディベートとリポート作成)
4.生命はどこから始まり、どこで終わるのか?(リポート作成)
5.やっぱりハンサムは子供がほしいよね?(ディベートとリポート作成)
6.科学者に倫理はいらない?(ディベート、リポート作成)
7.ネットの中の「私」は私じゃない?(ディベートとリポート作成)
8.日本は「萌え」ている?(リポート作成)
9.「音楽」は哲学探求の対象にならないか?(リポート作成)
10.哲学と論理学:「僕は嘘つきだ!」(ディベート、リポート作成)
11.8億人が飢えるのはなぜか?(リポート作成)
12.捨て猫に食べ物を与えるべきか?(ディベートとリポート作成)
13.あの裁判は「勝者の裁き」だった?(ディベートとリポート作成)
14.哲学・宗教・科学:共通点と差異は?(ディベート、リポート作成)
15.現代社会と哲学:一体、私たちは何をなすべきか?(総括リポート)

評価方法

毎時限のリポート80%(5段階評価)、積極的発表と内容20%

教科書

研究資料、プリントを配布する。適宜、参考図書を紹介する。

備考

ディベートなどのため履修人数制限を行う場合がある。欠席および遅刻は減点の対象である。最新事項を扱うため、講義の順番変更したりすることもある。

環境との関連

環境関連科目 (環境教育割合20%)

最終更新 : Thu Mar 28 07:51:11 JST 2013