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史学I

History 1

開講部

システム工学部

開講学科

共通科目

開講学年

学年共通

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

総合科目

講義区分

講義
講師宮本義己この授業の2011年度のアンケートを参照

授業の教育目的及び方針

経済のグローバリゼーションが急速に進行しつつある今日、これとは裏腹に、東西冷戦時代のイデオロギー対立に代わっての民族間の紛争が活発化し、文化と民族及び国家の有り様が改めて問われてきている。したがって本講座では、こうした現実に鑑み、大陸文化を受容しつつも、一方で固有の文化を育んできた日本民族の社会と文化の有り様を探り、その特質を認識することによって、現代社会における問題点克服の糸口の一つとしたい。

授業内容

近年の先端技術(DNA鑑定法、アイソトープ解析法、プラントオパール分析法など)を駆使しての研究成果や年輪年代測定法、及び史的実証法に触れたうえで、上記の方針に則り、次の項目で進めていく予定である。

(1) 日本人とその文化の基層 - 最新の発掘成果による日本“再発見”
(2) 律令体制と賜姓 - 日本的権威の形成
(3) 武家政権の成立と発展 - 権威と権力の分離
(4) 貿易と冊封体制 - アジアの枠組み
(5) 和様建築“数寄屋”の構造 - “躙口”の社会的背景
(6) 鎖国と日本型華夷体制 - 禁教の意味
(7) 日本人の食生活 - “会席”料理の合理性
(8) 江戸時代の暮しと経済 - リサイクル社会の仕組み

評価方法

原則として期末試験の結果を重んじるが、必要に応じてこれに出席状況や受講態度など、授業への参加度を加味する。

教科書

参考書や論文は講義の進行に合せて指示するが、逐次テキスト代わりの
プリント(資料)を配布する。史学IIと合せての受講が望ましい。

備考


環境との関連

環境関連科目 (環境教育割合25%)

最終更新 : Thu Sep 20 07:49:24 JST 2012