近年の先端技術(DNA鑑定法、アイソトープ解析法、プラントオパール分析法など)を駆使しての研究成果や年輪年代測定法、及び史的実証法に触れたうえで、上記の方針に則り、次の項目で進めていく予定である。
(1) 日本人とその文化の基層 - 最新の発掘成果による日本“再発見”
(2) 律令体制と賜姓 - 日本的権威の形成
(3) 武家政権の成立と発展 - 権威と権力の分離
(4) 貿易と冊封体制 - アジアの枠組み
(5) 和様建築“数寄屋”の構造 - “躙口”の社会的背景
(6) 鎖国と日本型華夷体制 - 禁教の意味
(7) 日本人の食生活 - “会席”料理の合理性
(8) 江戸時代の暮しと経済 - リサイクル社会の仕組み