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科学技術と社会

Science, Technology and Society

開講部

システム工学部

開講学科

共通科目

開講学年

1年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

総合科目

講義区分

講義
教授岡村宏この授業の2011年度のアンケートを参照

授業の教育目的及び方針

科学技術を用いる工学は、人間の生活を向上させました。しかし、21世紀に入ると、人間社会や地球の環境にまで影響が及び、循環型社会としての新しい価値観が必要となり、科学技術と社会の関係は急速に変化しています。これらに関する授業を通じ、工科系大学の学生として、将来に向けて何を学び、どのような目標を持つのかを各人で考えてもらいます。技術が一人歩きしないように、技術者自身が、総合的にコントロールされるようなシステムの中でその存在を考える必要があります。地球温暖化問題のような多くの矛盾を含んだ問題の将来への解決が、技術革新が先頭になって、統合的に行われることが求められています。これからの技術の主役となる皆さんとこれらの問題を考えて行きます。

授業内容

1.ガイダンス
2.社会への科学技術と工学の役割、工科系大学での学習(知識とアプローチ法)
3〜4.もの造りと産業力、科学技術基本法‥豊かな国づくりとは?科学技術の役割は?
5〜6.科学技術のハングリー精神、創造への挑戦性、起業と連携による新しい産業‥産業力の創生
7〜8.循環型社会、省資源、省エネルギー、クリーンエネルギー‥自然と社会とのバランス
9〜10.環境、経済、工学の両立する手法:3R設計、環境会計、ユニバーサルデザイン
‥新しいもの造り工学の考え方
11.持続する企業と持続的なイノベーションとは?
12〜13.社会のひずみ:科学技術の倫理と義務、社会的責任、信頼感、公開性
14〜15.デジタルエンジニアリング、製品開発プロセス、情報のネットワーク       
 (注)講義のスケジュール・講義数はカレンダーの組合せで変更する場合がある。

評価方法

出席点(長時間の遅刻はペナルティ大)35点、レポート(毎回提出)65点
(注)3回以上の欠席は、要注意。

教科書

特にない、毎回教材配布

備考

履修人数制限なし

環境との関連

環境教育科目 (環境教育割合40%)

最終更新 : Thu Sep 20 07:49:28 JST 2012