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エコロジー基礎

Basic Ecology

開講部

システム工学部

開講学科

共通科目

開講学年

2年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

総合科目

講義区分

講義
教授中口毅博この授業の2011年度のアンケートを参照

授業の教育目的及び方針

近年、地球温暖化やオゾン層破壊、森林破壊などの人類や生物を滅亡に追い込みかねない地球環境問題顕在化している一方で、地域レベルでの自然生態系破壊、ダイオキシン汚染、生活排水による水質汚濁などの問題も依然として深刻である。これらの環境問題解決のために学習すべきことは、「教養としての知識」ではなく「実践のための知識」である。本講義は、日常生活と環境問題との関わりを理解したうえで、生活者、技術者および社会の構成員として、環境保全や改善のためにできうることを、自分自身で考えることを目的としている。なお、本講義でいう「エコロジー」は、本来の意味である生態学の用語を意味するのではなく、環境に負荷を与えない行動、エコロジカルライフスタイルといった意味合いで用いており、講義内容もそのような領域を対象としているので注意されたい。

授業内容

・ガイダンス
・使い捨ては減ったか
・私たちの食べ方はどう変わったか
・森林や湿地の減少は止められたか
・化学物質による地球汚染は止められたか
・特別講義1・2(ISOシンポジウム、土曜午後開講)
・水はきれいになったか
・オゾン層の破壊に歯止めはかけられたか
・自動車への依存はどれだけ減らせたか
・地球温暖化のスピードは遅くできたか
・生態系の回復はどこまで進んだか
・大宮キャンパスの環境配慮は進んだか
・特別講義3
・まとめ
講義目的を達成するために、授業は通常の講義形式にとらわれず、システム的思考を促し学習効果が上がると思われる多様な方法を採用する。具体的には、おおむね以下のような手順で進めるものとする。
・冒頭でその日のテーマに関連する自らの行動状況について、受講者それぞれが所定のレポート用紙に記入する。
・次に日本や世界の状況を担当講師がパワーポイントを用いて説明する。
・ある家庭の日常生活のビデオを見る「疑似体験」を通じ、受講者それぞれが環境に良い行動、悪い行動を所定の用紙に書き出す。
・ビデオに関連した補足的な説明を、パワーポイントを用いて説明する。
・最後に自分自身ができることなどを、受講者それぞれが所定の用紙に記入し、授業時間内にレポート用紙を提出する。

評価方法

〔評価方法〕レポート(70%)宿題(20%)アンケート(10%)授業終了後に毎回提出するレポート用紙を採点する。また宿題2回、アンケート2回を採点する。

教科書


備考

履修者は150名を限度とし、履修希望者が多数の場合、第1回目出席者に小レポート等を課しこの中より履修者を選考するので、第1回目は必ず出席のこと。また受講者の感想を講師のホームページ上で公開しているので、参考にすること。

環境との関連

環境行動促進科目

最終更新 : Tue Mar 27 08:16:18 JST 2012