Q1310600
開講部 | システム工学部 |
開講学科 | 機械制御システム学科 |
開講学年 | 1年次 |
開講時期 | 前期 |
単位数 | 2 |
単位区分 | 必修 |
系列区分 | 共通科目(学部基礎) |
講義区分 | 講義 |
授業の教育目的及び方針
システム工学で頻繁に用いられるモデリング、及びその解析には「変化」を記述するための数学である微分積分学が欠かせない。この授業では、高校で学んできた微分・積分の続編について講義する。この授業は、大学に入学したばかりの新入生が主な対象となる。そのため初回の授業では、今後システム工学部でどのような数学を学び、それがどのように関係しているか、またシステム工学との関係について説明する。また、大学では高校までのように、ひとつの単元に多くの時間を割くことができないため、学生の自習が欠かせないものとなる。そこで、学生が今後どのように数学を学習するべきかについてもアドバイスしたい。授業を通して、学生が学習内容の習得とともに「システム工学部で数学を学ぶ意欲」を持つことを目的とする。
授業内容
主に1変数の微分積分学について講義する。
第1回 大学で学ぶ数学、システム工学と数学
第2−4回 高校数学の微積分
第5−9回 大学の微積分 計算編(Taylor 展開、広義積分 他)
第10回 中間テスト
第11回 大学の微積分 計算編(逆三角関数)
第12−14回 大学の微積分 理論編(関数、Riemann 積分、実数と極限 他)
第15回 期末試験
大学に入って最初の数学の授業となる本講義で、「学ぶ」ことの満足感を感じてもらえれば本望である。「最初が肝心」である。積極的に学習することが、幸先のよいスタートを切ることにつながるであろう。
評価方法
授業態度、出席状況、試験の結果から総合的に評価する。必要に応じて中間試験・レポート課題を出題し、評価の対象に加える。
教科書
「理工系基礎 微分積分」(改訂版) 阿部剛久・都築みさを・古城朝美 著 (学術図書出版) 1993年
備考
関連科目「数学I演習」を同時に履修すること。なお、多変数関数の微分積分学については、数学IIで学習する。
環境との関連
最終更新 : Thu Sep 20 07:49:52 JST 2012