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エコロジー応用

Applied Ecology

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教授中口毅博この授業の2010年度のアンケートを参照

授業の教育目的及び方針

本講義は、総合科目「エコロジー基礎」の続編である。21世紀の技術者は、各種製品、アプリケーションシステム、建築物などの生産時の環境負荷を最小化するだけでなく、消費者の手に渡った後の使用・廃棄段階における環境影響をも考慮しつつ、これらを設計・開発することが求められる。本講義では技術者の立場からの環境影響評価手法を扱うものではないが、「エコロジー基礎」において学んだ日常生活が環境及ぼす影響を、定量的に把握するための各種手法を学習することを目的とする。これにより、エコロジカルな技術者としての素養や発想を身につけることを目的とする。

授業内容

以下のようなテーマなどについて順次学習する。
・日常生活に伴う環境負荷とは
・家庭の電力消費による環境負荷(CO2排出量等)の推計の概要
・家庭の電力消費による環境負荷(CO2排出量等)の推計の実際
・自動車使用による環境負荷(NOx排出量等)の推計の概要
・自動車使用による環境負荷(NOx排出量等)の推計の実際
・炊事洗濯による環境負荷(BOD負荷量等)の推計の概要
・炊事洗濯による環境負荷(BOD負荷量等)の推計の実際
・食材の種類による環境負荷(CO2排出量等)の推計の概要
・食材の種類による環境負荷(CO2排出量等)の推計の実際
・飲料容器使用による環境負荷(CO2排出量等)の推計の概要
・飲料容器使用による環境負荷(CO2排出量等)の推計の実際
・グループ別実習1、2、3
・グループ別発表会
授業は、おおむね2回を1つの単位として考える。1回目はそれぞれのテーマについて、環境負荷を推計するための基礎的知識を教授し、2回目は受講者の家庭のデータをもとに、環境負荷や配慮行動の効果の推計を行う。例えば、生産・消費・廃棄の各段階におけるCO2排出量を、LCAの考え方に沿って飲料容器の種類ごとに推計する原理をまず学んでから、自分自身が実際に消費した飲料容器数のデータを用い、EXCELで生産〜廃棄段階のCO2排出量などを推計する。
なお、授業では毎回宿題が出される。1回目から2回目の間には、自分や家庭のデータを収集する宿題を課し、2回目のときには、計算結果をレポートとして提出する課題を課す。

評価方法

レポート(70%)、出席(30%) 1回おきに提出する課題と出席によって評価する。

教科書


備考

履修者は90名を限度とし、履修希望者が多数の場合、第1回目出席者に小レポート等を課しこの中より履修者を選考するので、第1回目は必ず出席のこと。また、受講者の感想を担当教員のホームページで公開しているので、履修にあたり参考にすること。

環境との関連

環境行動促進科目

最終更新 : Thu Sep 20 07:52:04 JST 2012