P2240600

電子計測

Instrumentation for Electronics and Information Systems

開講部

システム工学部

開講学科

電子情報システム学科

開講学年

2年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

講義
教授田中直彦この授業の2012年度のアンケートを参照

授業の教育目的及び方針

数多くのセンサを用いて様々な物理量を電気信号に変換し、適切な信号処理を行い、ディジタルデータに変換してコンピュータで処理する、といった電子計測システムが様々な分野で活用されている。本講義では、こうした電子計測システムを構築するための要素技術と、システム化において必要とされる基本的な考え方について学ぶ。
また近年、ディジタル処理が万能であると誤信する風潮が気になっている。ディジタル処理の利点は多いが、全てがディジタル処理に置き換えられる訳ではなく、またディジタル処理が得策ではない場合もある。こうしたセンスも本講義を通して身に付けてほしい。

授業内容

 1.電子計測システム

 2.測定量の検出
   2-1 検出器、センサ
   2-2 センサの等価回路

 3.測定量の伝送と変換
   3-1 伝送線路と接続
   3-2 同軸線路とコネクタ
   3-3 レベル変換とインピーダンス変換
   3-4 A/D変換とD/A変換
   3-5 標本化定理

 4.電圧、電流、波形、インピーダンスの測定
   (この内容は前期の計測工学で扱っているので、
    前期の内容を補強する形で講義する。)

 5.周波数と時間の測定
   5-1 周波数測定方法の種類
   5-2 周波数カウンタ

 6.スペクトル分析
   6-1 時間波形とスペクトル
   6-2 フィルタ
   6-3 スペクトラムアナライザ
   6-4 フーリエ変換によるスペクトル分析

評価方法

主に、期末試験で評価する。

教科書

授業中に指示する。

備考


環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Mar 28 07:52:25 JST 2013