P0440400

離散数学

Discrete Mathematics

開講部

システム工学部

開講学科

電子情報システム学科

開講学年

1年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

講義
教授井戸川知之この授業の2011年度のアンケートを参照

授業の教育目的及び方針

コンピュータの誕生以来、様々な数学的手法が、「計算とは何か、プログラム (アルゴリズム) とは何か」、などの根源的問題の理論研究や、コンピュータやソフトウェアの設計と利用に関する技術開発において用いられて発展してきた。
本科目ではこのような計算機科学の分野で用いられる情報代数や記号論理(の一部)を学習する。

授業内容

講義の内容と順序は概ね以下の通りとするが、受講生の理解度に応じていくつか取捨選択し、それにあわせて講義順序を変えることもある。
1. 命題論理 (論理式と真理値)
2. 命題論理 (恒真式と同値変形)
3. 命題論理 (標準形/形式的体系)
4. 述語論理 (述語と限定記号)
5. 述語論理 (恒真式と解釈)
6. 集合 (記法/集合演算/集合族/直積集合)
7. 写像 (像と逆像/合成写像/全射・単射性/逆写像)
8. 濃度 (加算と連続/ベルンシュタインの定理)
9. 関係 (n項関係/述語として・直積集合の部分集合として)
10. 関係 (反射・対称・反対称・推移・比較可能律)
11. 関係 (同値関係/同値類と商集合)
12. 関係 (順序関係/順序集合/ハッセ図/上界・下界/束)
13. ブール代数 (代数系/ブール代数)
14. ブール代数 (ブール関数)
15. 期末試験

評価方法

基本的に期末試験により評価するが、小テスト・レポートを課して、その結果を評価に加えることも考えている。また、授業中に演習を行った場合、こちらも若干考慮する。

教科書

「計算機数学」町田元, 横森貴 共著 (森北出版)

備考


環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Mar 28 07:52:32 JST 2013